7月15日の日経新聞にも掲載されていた「美術館にアートを贈る会」ですが、この会が今進めているプロジェクトは、伊庭靖子さんの絵画作品3点をマイミュージアムである滋賀県立近代美術館に贈ろう!というものなのです。
「美術館にアートを贈る会」は、予算削減により多くの公立美術館が作品を購入することができない状況のなか、メンバーが美術作品を選定しその作品の収蔵者としてふさわしい美術館を選定し協力者を募って寄贈するという活動をされています。
第一弾は、藤本由紀夫さんの作品を西宮市大谷記念美術館に、第二弾は栗田宏一さんの和歌山で採取した土を瓶に詰めた作品を和歌山県立近代美術館に寄贈してこられました。当館の伊庭さんのプロジェクトは第三弾となります。
伊庭靖子さんの作品は、実物を見るととても不思議な感覚におそわれます。あまりに精緻に描かれた絵画に、見る人は誰もが初めは写真だと思い、絵だとわかるとびっくり!いたします。彼女は対象物を写真に撮りそれを描くという方法をとっているそうで、写真が取りこんでいる光や質感、空気感というのが、非常に繊細な美しさで画面に定着されています。じっと見ているととても静かな印象を受けます。
さて今回のこのプロジェクトになっている作品は、2007年に開催された当館の企画展『ダイアローグ』に際し、伊庭さんが滋賀県立近代美術館が所蔵している人間国宝・清水卯一さんの青磁の茶碗3点をもとに制作したものです。陶器の表面の質感は本物より本物らしい?素晴らしいものです。この伊庭さんの作品を所蔵するにふさわしい美術館として、当館への寄贈を目指し活動していただいているというわけです。有難や~、私も少額ながら寄付いたしました。ぜひ実現してほしいなあ~!!
「美術館にアートを贈る会」は、予算削減により多くの公立美術館が作品を購入することができない状況のなか、メンバーが美術作品を選定しその作品の収蔵者としてふさわしい美術館を選定し協力者を募って寄贈するという活動をされています。
第一弾は、藤本由紀夫さんの作品を西宮市大谷記念美術館に、第二弾は栗田宏一さんの和歌山で採取した土を瓶に詰めた作品を和歌山県立近代美術館に寄贈してこられました。当館の伊庭さんのプロジェクトは第三弾となります。
伊庭靖子さんの作品は、実物を見るととても不思議な感覚におそわれます。あまりに精緻に描かれた絵画に、見る人は誰もが初めは写真だと思い、絵だとわかるとびっくり!いたします。彼女は対象物を写真に撮りそれを描くという方法をとっているそうで、写真が取りこんでいる光や質感、空気感というのが、非常に繊細な美しさで画面に定着されています。じっと見ているととても静かな印象を受けます。
さて今回のこのプロジェクトになっている作品は、2007年に開催された当館の企画展『ダイアローグ』に際し、伊庭さんが滋賀県立近代美術館が所蔵している人間国宝・清水卯一さんの青磁の茶碗3点をもとに制作したものです。陶器の表面の質感は本物より本物らしい?素晴らしいものです。この伊庭さんの作品を所蔵するにふさわしい美術館として、当館への寄贈を目指し活動していただいているというわけです。有難や~、私も少額ながら寄付いたしました。ぜひ実現してほしいなあ~!!