私は、滋賀の地に越して来てから、近所に映画館のある環境がとっても嬉しくて、しかも好みの映画が満載で、その上だいたい1000円の格安で見れるという、お気に入りだった「滋賀会館シネマホール」。7年前に県営であったので一旦廃止となったのが、公設民営のミニシアターとして復活、映画館を存続させるには自分自身がしょっちゅう通うことだ、と強く思い知ったのですが、ついにこの3月末で閉館となってしまいました。
ラストの日は、仕事で行けませんので、きょうの最終鑑賞となったのはカウリスマキの『浮き雲』。一度見たことあったのですが、しみじみとした良い映画だったので、ラストの一本に選びました。部屋のインテリアや人物の服の色などが、北欧らしいブルーや渋いエンジなど、色が美しく印象的でした。カウリスマキの役者たちは、表情が読めない!その表情でそのセリフ??ってのも頻繁にあって、気が抜けません。同じ映画を見るのも、その時々の心持ちで見えたり感じたりするものが違うものだな、と思いました。
いつもはホント10名いたら多いくらいの映画館、きょうは20名以上はいたかな~。お店の閉店セールもそうですが、なくなるとなると人がやってくる。閉めざるを得ない大きな理由は、人が来なかったからなのに。
このように私たちに素晴らしい作品を提供してくれている側は、本当に苦労しながらやっていて(例えば安い給料、少ない休み)、結局存続できない場合もたくさんあるって、こういう状況って、本当にどういうんだろう…。客の立場を超えてもっと何かできることがあったのではないかと、とても哀しい気分です。
ラストの日は、仕事で行けませんので、きょうの最終鑑賞となったのはカウリスマキの『浮き雲』。一度見たことあったのですが、しみじみとした良い映画だったので、ラストの一本に選びました。部屋のインテリアや人物の服の色などが、北欧らしいブルーや渋いエンジなど、色が美しく印象的でした。カウリスマキの役者たちは、表情が読めない!その表情でそのセリフ??ってのも頻繁にあって、気が抜けません。同じ映画を見るのも、その時々の心持ちで見えたり感じたりするものが違うものだな、と思いました。
いつもはホント10名いたら多いくらいの映画館、きょうは20名以上はいたかな~。お店の閉店セールもそうですが、なくなるとなると人がやってくる。閉めざるを得ない大きな理由は、人が来なかったからなのに。
このように私たちに素晴らしい作品を提供してくれている側は、本当に苦労しながらやっていて(例えば安い給料、少ない休み)、結局存続できない場合もたくさんあるって、こういう状況って、本当にどういうんだろう…。客の立場を超えてもっと何かできることがあったのではないかと、とても哀しい気分です。