これからの余生を、アートと旅に生きたい私にとって、買わずにいられましょうか!
それにしても、世界中には、本当に見るべき(行くべき)ところがタンとありますね。特に表紙にもなっている、ロバート・スミッソンが塩の湖に描いた巨大な渦巻き「スパイラル・ジェティ」には、目を奪われました!ユタ州グレート・ソルトレイク(塩水湖)に1970年に作られたこの作品は、いったん湖面に沈んだが、2002年から再び現れるようになったそうです。淡いピンクの湖面が原始的で、まるで地球の始まりを目撃しているかのようです。あの渦巻きの中心に立ってみたいものですね~。
「アートスポット」とは、なかなか絶妙な言葉です。取り上げられているのは、上記のような地球を舞台にした壮大な作品から、世界の名だたる美術館、作家のアトリエ、作家が手がけた建築物や屋外作品まで、いろいろ。その分バラエティに富んでいて、とても楽しいです。
世界中…とは言っても、やはりアメリカとヨーロッパが多い、とりわけスイスにアートスポットがけっこうあるのは意外でした。もう少し中東含めアジアも眺めてみたい気がします。私的には、いわゆる遺跡というのも、アートスポットではないかと。ストーンヘンジとか、ナスカの地上絵とか、もっと言えばエジプトやメキシコのピラミッドなんかも…。なんて言い出すと、きりがないですかね~。
日本国内にも、けっこう行ってみたいアートスポットがあります。まずは、イサム・ノグチが構想した北海道の「モエレ沼公園」、十日町もおもしろそうですね。「太陽の塔」の内部は、2,3年の内には見ることができそうで、とっても楽しみです。
時代も空間も超えて、人間の手が創り出すものには、本当に無限の可能性がある!世界中のアートスポット、できるだけ実際に足を運んで、体験したいものだと思いました。