楽しみにしていたイベントに行ってきました!多彩な活躍を繰り広げているチームラボによるデジタルアートの展覧会&アミューズメント。場所は、ひからたパークです。
最近よくテレビでお見かけする猪子寿之さんを代表とするチームラボは、プログラマ・エンジニア、数学者、建築家、グラフィックデザイナー、編集者等、さまざまな分野のスペシャリストで構成されている"ウルトラテクノロジスト集団"。お仕事のどれもが、創造的でクオリティが高く、かつとても美しい!
彼らとの出会いは、私の大好きなアートイベント「堂島リバービエンナーレ」。2011年、2013年ともに出品されていて、実はアーティストのことはよく知らないままだったのですが、作品の印象は強烈なものがありました。
今回のイベント「チームラボ☆アイランド」のことは、2014年の東京・科学未来館の盛況ぶりを噂に聞いていて、これがひらパーに来ると聞いて、とっても楽しみにしていたわけです。
まず、「踊る!美術館」は5作品。メッチャおもしろかったのは「花と屍 剥落 十二幅対」。日本の神話をテーマに、絵画風アニメーションが12面。屏風絵などによく描かれているような雲がうねうねと動く中から、人や建物や風景があらわれてくるわけですが、それがアニメーションで画面が動くうちに、表面が剥落し、中から3Dの骨組みのようなものがあらわれてくるのです。(意味、わかりませんよね?)…小さな画面に描かれているアニメは、すべて立体で構築され、それが平面に定着されている…、表層が剥がれ落ちて真実の姿があらわれる、しかも偽りの平面を覆す立体の骨組み、でも現実にはあくまで平面の中の出来事である…、みたいな視覚の認識をくるり、くるりとひっくり返されるような感覚が、めちゃくちゃオモシロかったです。また、画面が美しいのよ!
そして「追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして分割された視点」という作品は、大きな部屋に前後に立体的に7面の大きなスクリーンがあり、そこにカラスが軌跡を描いて飛びまわる。スピーディに画面が動くときには、もう、身体ごとのみ込まれそうな大迫力でした!ぜひリンク先で鑑賞してみてください。でも、実際に、その空間に身を置くのとは、全然ちがうんだよな~!
続きまして「学ぶ!未来の遊園地」。こちらは、楽しく遊べて、もう子供さんでいっぱい!「お絵かき水族館」や「お絵かきタウン」では、クレヨンで塗り絵した子供たちの絵が、スキャナでとり込まれると、実際に水の中を泳いだり、町の中を車が走ったり…。すごく楽しいのは、デジタル画面に人が働きかけると、反応してくれること。予定調和じゃなくって、人の予期せぬ動きに、予期せぬ反応を返してくれる、ヒューマンな感じがとっても良いと思いました。子供にとっては、またとない楽しい経験なんじゃないかな。
最後に待っていたのは「クリスタル・ユニバース」のお部屋。宇宙空間のようなキラキラしたクリスタルが、微妙に色を変化させながら輝き、来場者を見送ってくれました。中をもっと自由に歩けたら、なおいっそう楽しかっただろうな。(子供が入り込んで、監視員さんに追いかけられてました。入りたい気持ちはわかるわ~!)
初めて訪れた(多分)ひらかたパーク、ついでに木製コースター・エルフに乗ってきました。ホンマに木で組まれてるし、ギシギシいって恐かった!けどおもしろかった!
「チームラボ☆アイランド」は、6月6日(月)まで。でも、全国いろんなとこで開催されてるみたいですから、機会があれば、ぜひ!