有田芳生の『酔醒漫録』

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「自分探し君」の江原啓之

2007-09-26 09:01:37 | カルト

 9月25日(火)昨日から「ザ・ワイド」のオンエアが終ったところで、曜日スタッフとの記念撮影が行われている。長年いっしょに仕事をした顔、顔、顔……。あと3日となってしまった。大江戸線で築地。朝日新聞でカルト関係の取材を受ける。苫米地英人さんから献本された『スピリチュアリズム』(にんげん出版)を勧めておいた。この著作は最近流行のスピリチュアルを歴史的にとらえることで、江原啓之さんを、どこにでもいる「自分探し君」だと厳しく評価する。江原さんのいう「守護霊」は、輪廻転生を主張することと矛盾するという指摘は面白い。なぜなら「輪廻した」ならば、死んだ瞬間にどこかで生まれ変わっているから霊魂がうろうろするはずがないからだ。「あなたの前世はです」と言わないのもおかしいという。著者はオウム真理教の危険な教義は「中沢新一が完成させたものです」と断言する。I幹部との関わりについては事実誤認があるものの、究極のスピリチュアリズムがオウムだと主張することは正しい。テレビ局がトンデモ番組を放送することで、カルトの土壌を耕している。オウム事件を報じながら、その再生の条件を育てる罪は重い。再び汐留に戻り雑用。六本木で旧知の週刊誌記者たちと食事。人権を唱えながらセクハラ事件を頻繁に起している大学教授の裁判などが話題になる。しばらくすると野球帽をかぶった若いスキャンダルお笑い芸人(吉本所属)が個室に入っていった。芸能リポーターの石川敏男さんと放送前に噂話をしていたところだった。ドアの開いた部屋ではトイレに行く客から見える席に座っている。連れの女性が見えないところにいるから、もしかしたらあの○○さんかと気になってしまう。