有田芳生の『酔醒漫録』

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安倍「だまされた」発言の真相

2007-09-21 09:49:16 | 政談

 9月20日(木)ジムで軽く泳ぎ新宿へ。「カフェ・ラ・ミル」で読書。ここに来たのは1990年にベトナムへ発つ前日だったことを思い出す。午後7時から新橋の「浜んこら」。参議院選挙の慰労会を新聞、テレビ、週刊誌のマスコミ人や国会議員秘書などが開いてくれた。天草から直送された魚介類で焼酎を飲みながら四方山話。興味深かったのは自民党の総裁選報道だった。テレビで福田、麻生候補を取り上げると視聴率は下るのだという。安倍首相の突然の辞任には驚いたけれど、勝負のついた総裁選には持続的な関心があまりないのだろう。安倍首相が親しい議員に「だまされた」「はめられた」と語ったのは、本当のようだ。いま広がっている陰謀論は麻生太郎幹事長によるクーデター説だ。退陣を2日前から知っていたと麻生幹事長が語ったことがそれを根拠付ける役割を果してしまった。「太郎会」から出てきた鳩山邦夫議員が「麻生さんを総理に」と語ったことがテレビで報道されたことも、さらに陰謀説を補強した。麻生陣営はいまやっきになってクーデター説を否定しているが、それだけ影響があるということだろう。しかし安倍首相が「だまされた」と語ったのは人事についてだったという。ところがいま広がっているのは、テロ特措法に代わる新法について知らなかったことだとされている。これを広げたのは小泉チルドレンの女性議員だった。「太郎会」をテレビが取材したのも、安倍首相が退陣表明することを知っていたからではなく、単純にどれぐらいの人数が集まるかの関心によるものだった。情報は利害がからみつつ政治的に利用される。これからの進路についてみなさんから率直な意見を聞かされる。店を出れば深夜1時過ぎ。16人ほどがここまで付き合ってくれた。ありがたい。