有田芳生の『酔醒漫録』

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

トルコ・UAEとの原子力協定に関する意見

2014-04-04 12:47:00 | 参議院
 トルコ・UAEとの原子力協定についての見解を9人の参議院議員の連名で民主党全国会議員に届けました。以下に紹介します。Uae
Uae_2
Uae_3
Uae_4
Uae_5














コメント

拉致問題解決のための実質ある再調査を

2014-04-01 08:05:39 | 参議院
 (2)安倍政権は「日朝平壌宣言」を基本的立場とすることができるのか。これが日本と北朝鮮との交渉を進める戦略的指針だということを(1)で書きました。それでは今後の日朝交渉をどういう方向で進めればいいのでしょうか。あえていえば戦術的指針です。かつて凍結となった合意があります。2008年6月と8月に福田康夫政権で日朝実務者協議が行われました。その結論だけを記しておきましょう。まずは「6月合意」(北京)です。2日間で合計7時間45分の協議が行われています。内容は(1)拉致問題(2)「よど号」関係者の問題(3)核、ミサイルなどその他の懸案事項(4)不幸な過去の清算問題(5)拉致問題の最終的な解決に向けた行動です。なかでも重要なのは(5)で、「北朝鮮側の行動」と「日本側の行動」が具体的に合意されました。ひとことでいえば「拉致問題は解決済み」と主張してきた北朝鮮が立場を変更し、具体的行動を取ることを約束したのです。

 日本側は「再調査」は、「生存者を発見し、帰国させるための調査である必要がある」と指摘、北朝鮮側もこれに同意したのです。日本側は(1)人的往来の規制解除(2)航空チャーター便の規制解除の措置(3)民間の人道支援物資輸送のために北朝鮮籍船舶が入国する場合には、その限りで認めることを表明しました。「8月合意」(瀋陽)では、さらに「拉致問題に関する調査の具体的態様」が6項目にわたって明らかにされます。たとえば1項目目にはこうあります。「北朝鮮が行う調査は、拉致問題の解決に向けた具体的行動をとるため、すなわち生存者を発見し帰国させるための、拉致被害者に関する全面的な調査になること」。さらにこの調査が政府認定の拉致被害者にとどまらないことも確認されました。

 日本側は、北朝鮮側がこの「調査を開始することと同時に」「6月合意」の(1)(2)を実施する用意があり、双方が措置を取る具体的タイミングを調整していくことが決まったのです。それが2008年8月12日のことでした。ところが福田首相は9月1日に辞任を表明します。日朝の合意は自然消滅することになりました。歴史に「もし」はありません。しかし拉致問題の再調査が行われていればどうなっていたでしょうか。いまとは異なる情況が生まれていたかもしれません。安倍政権の日朝交渉は、少なくとも2008年合意にまで戻らなければなりません。2002年に5人の拉致被害者を帰国させたものの、杜撰な「死亡」通知で、日本の世論は反北朝鮮で染まっていきました。在日朝鮮人へのヘイトスピーチが異常に高まった発端でもあります。

 あれから12年。幻の2008年合意を経て、ようやく6年前のスタート地点に立つことができるかもしれません。何度も強調しなければならないのは、被害者家族と被害者の高齢化です。もしかしたら「ラストチャンス」かもしれません。安倍政権は何をもって「拉致問題の解決」というのか。具体的な指針をもって大胆な外交を進めてもらいたいものです。横田早紀江さんは何度かこう語っています。「私たちは運動のためにめぐみを返せと言っているのではありません。死亡したという根拠が崩れているから生存を信じて頑張っているのです。本当のことが知りたい。その覚悟をもって訴えているのです」。(4/1)


コメント

安倍政権の方針で拉致問題は解決するのか

2014-03-31 07:01:25 | 参議院
      
(1)日本と北朝鮮の政府間交渉が1年4か月ぶりにはじまりました。前回は2012年12月に局長級会談が決まっていたにもかかわらず、北朝鮮がミサイルを発射を予告したので、民主党の野田政権が対話を断ち切ってしまいました。私は戦略的判断ミスだと思いました。会談を続けるなかで断固として抗議すればいいからです。なぜそう思ったかといえば、対話が途切れればいちばん困るのは拉致被害者家族だからです。有本恵子さんのお母さんである嘉代子さんは、いま88歳になりました。夫の弘明さんは85歳です。横田滋さんは81歳、早紀江さんは78歳。国家犯罪であるとともに人道問題でもある拉致解決のためには、戦術的対応では前に進みません。いままた安倍政権が問われています。「拉致問題を私の政権で解決する」と主張することには賛成です。ところが総論は正しくても、解決に進む各論ではいくつかの問題があります。

 ミサイル問題と核問題は「6か国協議」の枠組みで解決していかなければなりません。案外知られていませんが、この国際的枠組ができたのは、2002年の日朝平壌宣言がきっかけでした。それはアメリカ政府高官が何度も言及しているとおりです。宣言第4項にはこうあります。「朝鮮半島の核問題の包括的な解決のため、関連するすべての国際的合意を遵守することを確認した。また、双方は、核問題及びミサイル問題を含む安全保障上の諸問題に関し、関係諸国の対話を促進し、問題解決を図ることの必要性を確認した」。小泉純一郎首相も「この地域における信頼醸成のため、六者協議による対話の場が整備されることが重要である。協力をえたい」と発言しました。金正日国防委員長は「信頼醸成の対話については、関係各国の関係が正常化するにつれ、そのような対話の場が整備されると考えている。共和国もそのような場に参加する用意がある」と肯定的に答えたのでした。

 この「日朝平壌宣言」は、日本と北朝鮮が関係を正常化していくうえでの基本的な政治文書です。小泉政権以降の政権が、民主党時代もふくめて、北朝鮮との関係を「日朝平壌宣言」を基礎にして進めることを継承してきました。小泉政権が終わってからも、それぞれの首相の施政方針演説では、日本の基本的立場として踏襲してきたのです。第一次安倍政権も同じ対応を取っていました。ところが2012年12月に成立した第二次安倍政権では、様変わりしました。私が「質問主意書」で問うたように、安倍首相の施政方針演説や所信表明演説から「日朝平壌宣言」が消えてしまったのです。いちばん最近の演説を見てみましょう。

〈北朝鮮には、拉致、核、ミサイルの諸懸案の包括的な解決に向けて具体的な行動を取るよう、強く求めます。拉致問題については、全ての拉致被害者の御家族が御自身の手で肉親を抱きしめる日が訪れるまで、私の使命は終わりません。北朝鮮に「対話と圧力」の方針を貫き、全ての拉致被害者の安全確保及び即時帰国、拉致に関する真相究明、拉致実行犯の引渡しの三点に向けて、全力を尽くしてまいります〉。(平成26年1月24日、所信表明演説)

 拉致、核、ミサイルには言及しているものの、「日朝平壌宣言」の言葉はありません。おそらく意図的なのでしょう。国交正常化に向かう意志はないという宣言にほかなりません。田原総一朗さんが安倍首相本人に伝えたように「趣味としての右翼」を実践しているのか、それとも本音なのかはわかりかねます。余談ですが田原さんは安倍首相を「保守本流」で右翼は趣味だと判断しています。私はそうは思いません。ネット右翼と同質の皮相な思想の持ち主が首相になってしまったと思うからです。とはいえ日本の総理大臣であることは事実です。ならばその条件のもとで拉致問題をどう解決していけばいいのでしょうか。安倍首相が「日朝平壌宣言」を基本にしなければ交渉はそう遠くないうちに挫折するでしょう。あえていえば安倍さんの挫折などどうでもいいことです。有本夫妻、横田夫妻をはじめとして多くの家族が苦しむことを何とか一刻も早く解決しなければなりません。横田滋さんは「首相は『私の任期中に解決』と言うが、何をしているか明らかでなく、実績を見せてほしい」と記者に語りました(3月21日)。これが正直な被害者の思いなのです。はじまった日朝交渉で戦術的に何が必要なのでしょうか。(続く。3/31)


コメント

横田早紀江さんの穏やかな声と笑顔ー孫との対面は日朝交渉の扉を開ける

2014-03-18 14:05:12 | 参議院
 横田滋さん、早紀江さんと交流するようになって12年。早紀江さんのこれほど明るい笑顔を眼にしたのははじめてだ。これまでは笑ったときもすぐに哀しそうな表情に戻る。お会いしていても娘を拉致された深い哀しみが伝わってきた。電話で語る声も違っていた。初めて耳にする穏やかさなのだ。早紀江さんが「奇跡だ」と語った心情が、笑顔と声に滲み出ている。

 横田夫妻がモンゴルのウランバートルで横田めぐみさんの長女キム・ウンギョンさんたちと対面した。テレビや新聞はさまざまな論評を加えている。すべてを聞き、読んだわけではない。だが私の見解は相当に異なる。

(1)横田夫妻とウンギョンさんは、11年半にわたって双方が会いたいと熱望していた。この課題を両政府が政治利用することを避けつつ、あくまでも人道的に解決したのが、今回の出来事の主要な側面である。「北朝鮮の政治的狙いは何か」などの問いと論評は、あまりにも政治的にすぎる。あるいはこってりと意味付けをほどこす定型的報道パターンの域を出ていない。

(2)横田夫妻とウンギョンさんが面会する課題、あるいは北朝鮮に残された日本人遺骨問題解決の課題といった人道問題の解決を進めることが、結果として日朝交渉の再開に結びつくことも明らかである。人道問題解決を本気で進めることが、次の大きな課題につらなる。鎖の環はそれぞれ独自でありながら、それぞれが関連し、影響を与えていく。

(3)近く再開される日朝交渉では安倍晋三首相の人間としての覚悟が問われる。拉致問題は「出口」ではなく「入り口」から議論されるだろう。「すべての拉致被害者を奪還する」という首相のスローガンは正しい。しかし具体的な外交交渉の現場は、これでは進まない。北朝鮮に拉致した日本人すべてのリストを出せといった交渉になるならば、早晩交渉は頓挫するからだ。私はまずは政府認定拉致被害者の残された12人の安否確定から進めるほかはないと考えている。安倍首相にその覚悟があるだろうか。外交の基本は「ギブアンドテイク」であり、粘り強く相手を説得することである。その基準は「日朝平壌宣言」(2002年)だ。ところが安倍首相のこれまでの所信表明では、日朝間の基本文書に触れないなど、その立場が揺らいでいる。安倍首相の覚悟が問われるとはそういう意味だ。

 【以下に紹介するのは2011年11月5日に書いたブログの一部を加筆、補正したものである。ウンギョンさんの基本情報は外務省も拉致対策本部も把握していないようなので、ここに記録しておく。】

 2011年10月13日昼前。民主党拉致対策本部の会議が衆議院議員会館で行われた。脱北者が横田めぐみさん生存情報を語ったことが韓国で報じられた。その問題についての会合だった。外務省による報告も行われた。この集まりに 横田夫妻も招かれていた。終了後に立ち話をしたとき、滋さんからこんな話を聞かされた。「中井さん(注、中井洽元拉致担当大臣)からヘギョンちゃん(注、ご夫妻は当時こう呼んでいた)が結婚したという情報があると聞きました」。おそらく前週に韓国を訪問した中井さんがどこかで聞き及んだものと思われる。なぜ横田さんが私にこう語ったのか。横田夫妻からウンギョンさんの消息を調べてほしいと依頼されていたからだ。取材の結果次のことがわかった。

 金恩慶(キム・ウンギョン)
 1987年9月13日生まれ
 08年 金日成総合大学コンピューター科学大学ネットワーク専門科卒業
 現在 国家科学院発明指導局研究員
 家族 実父 義母と平壌在住

  私はこの情報(注、結婚前の略歴)を横田夫妻にお伝えした。「これまで政府はこうした消息をお伝えしなかったのですか」と訊ねると「まったくありません」という。おそらく被害者家族の切実な関心を満たすきめ細かな情報収集を行っていないのだろう。ご夫妻のウンギョンさんに対する思いは詳しく聞かせていただいた。そして今回の中井情報である。取材するとウンギョンさんが5月に結婚していることを確認した。そこで逡巡した。先日のめぐみさん生存情報についていえば私には疑問があった。間接情報の積み重ねによる曖昧な情報があまりにも多すぎる。根拠の乏しい話を横田夫妻が知ることは問題ではないか。そこに北朝鮮当局の意図が隠されている可能性もある。信頼できる「同志」の高世仁さんに相談した。横田夫妻と長年のつき合いがある高世さんは「伝えるべき」根拠をいくつかあげた。

  札幌から電話をしたのは2011年11月30日の夕刻。早紀江さんにあらましをお伝えした。お知らせするかどうか迷ったことを正直に伝えると早紀江さんは言った。「(結婚は)ありえるなと思っていました。これからも何でも知らせてください。なるようにしかなりませんから」。「なるようにしかなりませんから」……。会話のなかで早紀江さんはなんどかこの言葉を繰り返した。「怒りを根拠とした達観」。私にはそう思えた。横田めぐみさんをはじめとする拉致被害者を一刻も早く日本に取り戻さなければならない。そのためには日本政府が戦略と戦術を練り、北朝鮮と本気で交渉していくことだ。そのプロセスでは韓国も巻き込んだ情報戦が繰り広げられるだろう。外交とはそういうものだ。私はこれからも拉致被害者家族および特定失踪者家族に寄り添いながら行動していく。

 【この2年半前の日記を再読しつつ、孫に会った横田夫妻の明るい表情と重ね合わせた。2011年5月に結婚したウンギョンさんは、2013年5月に長女を出産した。久々の笑顔はこんどの歴史的対面が人間的レベルでどれほど重要であったかをあますところなく示している。拉致問題解決への環境が新たな段階へ深まりつつある。】(3/18)


コメント

「人は死に向かって年を取る」

2014-02-19 11:50:24 | 参議院
2月19日(水)フェイスブックに誕生祝いをいただいています。明日です。今夜は遅くなり、明日は法務委員会の視察で朝から夜まで忙しいので、前日のいまお礼を申し上げます。あれは上田耕一郎さんの50歳代の誕生日でした。共産党の副委員長室に寄った私に上田さんはこう言いました。「もうお祝いはしないんだよ。大江(健三郎)が言っているだろう。人は死に向かって年を取るって」。その上田さんも5年前に幽明界を異にしました。気分は若いころと変わりなく、性格も小学校から高校を通じていまに至っている、そのままだとの自覚があります。強いて言えばいささか注意深くなったでしょうか。「誕生日は、ある過ぎ去った日の回想ではありえず、真の祭りがみなそうであるように、時間の撤廃であり、ゲニウスの顕現と現存なのだ」(ジョルジョ・アガンベン)。ゲニウスとは人間が誕生した瞬間にその保護下に置かれる神をいいます。古代ローマ人はそう考えていました。「時間の撤廃」という感覚がよくわかります。いつも「いま」なのです。国会という場所での仕事は、どうしても「当面」の重なりです。もう少し中期的、長期的な課題を「さらに」付け加えるときが来ているようです。

コメント

過剰暴走する安倍首相と同伴者たち

2014-02-15 17:31:49 | 参議院
2月15日(土)集団的自衛権の解釈変更を決めるのは、政治の最高責任者である首相だーー衆議院予算委員会で安倍首相が自信満々にそう語ったことには心底驚いた。憲法の立憲主義を首相が否定したことに、野党や学者だけでなく、自民党内部からも批判が起きている。民主党議員が質問したとき、テレビの中継でも映っていたが、安倍首相は自分の席から延々と不規則発言を続けていた。音声こそほとんど流れなかったものの、「最高責任者なんですから」という言葉はかすかにマイクが拾っている。歴代首相の態度のなかでもきわめて珍しい。この日だけではない。わずかなヤジに耐えることもできず、すぐに反応するのは、もはや常態だ。よほど気分が高ぶっているのだろう。とても危ない。一人の人間の精神状態だけなら、それは周囲が注意すればいい。しかし一国の最高責任者が本会議では民主党議員への答弁を意識的におざなりにし、多少のヤジに過剰に反応、さらには立憲主義まで否定していくなら、日本はさらに危険水域レベル4入ったと言わなければならない。政治の私物化だ。百田尚樹さんが南京虐殺などまったくなかったなどと歴史を堂々と偽造する異常な自信も、首相の暴走と連動している。いずれも思わぬ「成功」におぼれることで謙虚さと地道さを失ってしまったのだろう。それと対照的なのが、たとえば旭酒造の桜井博志社長だ。昨夜、都市センターホールで獺祭の新酒会があった。私は最初の催しから出席している。いまや世界に進出する獺祭だ。テレビ番組でも取り上げられ、世評が高まっていても、桜井社長とスタッフの態度に奢りはない。あくまでも謙虚なのだ。桜井さんの『逆境経営』が明日の朝日新聞の書評欄に掲載される。山口県の小さな酒蔵が飛翔し、いよいよパリにも進出する。「魔法によって何かを楽しむ者は、幸福の自覚のなかに含まれているヒュブリスから逃れる」(ジョルジョ・アガンベン)。ヒュブリスとは傲慢ということだ。権力(魔法)を私物化し、強権的に行使する安倍首相やその庇護のもとで増長し、吠えるばかりの百田尚樹さんたちと比べ、何と異質であることだろうか。

コメント

魔法の時代にあって

2014-02-11 14:36:25 | 参議院
2月11日(火)富山空港。今朝の新聞に安倍政権が武器輸出三原則の緩和を三月にも決定すると報じられていた。1960年代に自民党の佐藤内閣で決定し、三木内閣で厳格化したものを民主党の野田内閣が緩和し、さらに進めようというものだ。自民党野田派と呼ばれたのは至言で、消費増税もふくめ、安倍政権の暴走路線の露払いを果たしたことは、もはや明らかである。首相は本会議で民主党議員が質問している最中に、両手を大きく伸ばしてノビをしたり、共産党の質問には、聞きもせずに麻生大臣と談笑していた。一事が万事。こんな不遜な態度は日常的になっている。テレビで放映されないときには、「時間、時間、終わりだ」と声に出し、手持ちの資料を放り投げることもあった。少しのヤジに反応し、声を荒げるなど、まるでわがままな態度なのだ。これが日本の首相なのかとあきれるほどのことが多い。民主主義は議会制のもとでも形骸化していく。それは先進的なワイマール憲法のもとでナチズムが育っていったようにである。都知事選でネット右翼を代表するような候補者が60万票を獲得したことは、もはやこの国が大きく変質していることを明らかにした。「今やわたしの魔法はすべて消え、わたしの持てる力はわたし自身のものです」(シェイクスピア『テンペスト』)。すべて逆行するものの魔法を一刻も早く解かなければならない。

コメント

予算委員会の質疑について

2014-02-10 08:50:51 | 参議院
2月10日(月)都知事選が終わった。マスコミの序盤から最終盤までの調査結果のとおり、舛添要一さんが当選した。雪と寒さのために低投票率となった。しかし、舛添勝利の原因はそれだけではない。原発ゼロ陣営が二分したことが決定的だろう。それぞれの陣営の総括が行われるのを待ちたい。5日に予算委員会で質問したことについて、ここで自己省察を加えておきたい。執行部の要請で急きょ取り上げたNHK会長と経営委員の発言について、テレビや新聞も報じてくれた。とくに「報道ステーション」「NEW23」が時間をさいてくれたことは、放送法違反という問題を大きく広げてくれた。しかし、私が時間をかけ準備をし、マスコミにも報じてもらいたかったのは、東京オリンピック・パラリンピックに向けて建設される新国立競技場の問題であった。まず難しかったのは時間配分だ。私に与えられた持ち時間は26分。参議院の予算委員会は「片道方式」で、質問者は、その時間内で質問をしなければならない。答弁者はその2・5倍ほどの時間を使う。したがって私の質問時間は合計で1時間半ほどになる。端的にいえば、喋るほど時間はなくなってしまう。大きな二つのテーマをどのように配分しながら質問するのか。質問中もそこを計算しながら対応しなければならなかった。NHK問題では、安倍首相が逃げを打ってきた。そこで繰り返し追及しなければならないにしても、あとのテーマも控えている。その判断が難しかった。競技場問題では、事実を持って語らせようと思っていた。パネルを使い、新しい競技場ができれば、歴史的に形成されてきた神宮の景観も環境も破壊されることを示したかった。それはうまくいったと思う。だがなぜ巨大な建築物を、しかもムダな予算で作るのかという質問では、いささか細かい問題に入りすぎた。それを問うにしても、適宜に大枠を語ることだった。そうしないと視聴者に質問の意味が十分に届かなかったかもしれない。次回の質問に活かしたい。
【お詫び】質問のなかで基本的なミスをした。野村秋介さんの肩書きとピーター・バラカンさんのお名前を間違えたことだ。いずれも翌日に書類を提出し、議事録には正確な内容に訂正された。野村秋介さんの門下生代表である蜷川正大さん、湯川れい子さんを通じてピーター・バラカンさんにも了解をいただいた。記してお詫びしたい。

コメント

細川護煕さんを支持する

2014-01-22 11:43:20 | 参議院
1月22日(水)いよいよ明日から東京都知事選がはじまる。私は細川護煕さんを支援する。当初は宇都宮健児さんに投票することに決めていた。それは舛添要一さんが、自民党と公明党に支援されるとわかったからだ。しかも民主党のなかでも、自公民で舛添さんを押そうという動きがあった。ついこの間、特定秘密保護法を巡って真っ向から対決してきた政党と組むことなど、絶対に認められない。もし民主党も舛添さんを支援するなら、私は宇都宮さんに投票する。そう判断していた。そこへ細川立候補の情報が入ってきた。最初は無理だろうと思っていた。ところが小泉純一郎元総理の支援があれば出馬するというご本人の思いも伝わってきた。しかも政策のいちばんに「原発ゼロ」「再稼働はさせない」を掲げるという。これは宇都宮さんが「脱原発」を掲げるよりずっと影響力がある。宇都宮陣営にはもうしわけないが、これが政治の力学なのだから仕方が無い。さらにいえば暴走を進める安倍政権への歯どめにもなる。政策が基本という指摘はその通りだ。それと同じく選挙は勝たなければならないこともまた、闘いの基本である。小泉元首相の新自由主義路線は、日本を疲弊させた。それは厳しく批判し続けなければならない。だからといって小泉元首相の「原発ゼロ」への思いを疑うものではない。日本記者クラブなどでの講演を読めば、その本気度と方向性は明晰だ。細川さんも2005年から「脱原発」を主張するようになっていた。そのアンサンブルとして都知事選がある。反原発運動を地道に進めてきた知人が言った。「政治家が原発ゼロを掲げることは大変なことです。都知事選に勝てば、東京からそれを進めていくことになる。宇都宮支持から細川支持にもう半分以上が流れたでしょう。勝たなければならないのです」。私も同意する。舛添要一さんが細川護煕さんに勝てばどうなるか。私には安倍晋三総理の高笑いが聞こえる。日本のためにも細川護煕さんを勝たせなければならない。

コメント

都知事選は「文明論の闘い」

2014-01-13 11:56:17 | 参議院
1月13日(月)断食から東京に戻り、大久保にある「のりこえねっと」のプレオープンの集いに行ったのは9日夜でした。オウム裁判の取材や原稿書きなどがあり、昨夜は立川談慶さんの落語を聞きました。どこにいても24日からはじまる通常国会で質問する内容を反芻しています。「これだ」と決めたら取材をして質問項目を詰めていきますが、いまはその前段階です。同時並行で都知事選挙です。細川護煕さんが立候補する以上は、「脱原発」陣営は勝てる候補者で一本化すべきだと考えてきました。ここでもツイッターでも詳細は書きませんが、宇都宮健児さんを推してきた人たちのなかからも、細川支持に移行した著名人が何人もいます。安倍政権の「強行路線」を転換させる国政選挙並みの選挙戦になることでしょう。細川さんは「文明論の闘い」と位置付けています。少子高齢時代にどんな都市造りをするのか。安倍「成長戦略路線」からの脱却は、まさに文明論の次元での闘いです。

コメント