有田芳生の『酔醒漫録』

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新書『X』で「人間文化」を書く

2007-09-12 10:35:22 | 酒場

 9月11日(火)新書『X』を書き進める。これまでさまざまなテーマを取材し、報じてきた。しかし政治に関わって何をしようというのか。参議院選挙の候補者活動のなかでは、それを鮮明にすることはなく、ただ一般的な訴えに終っていた。年金問題やテロ特措法延長問題などについての見解を示すことは当然だが、「私は○○をするために立候補しました」というアピールが必要だった。言葉はいまだこなれていないが、「人間文化」というテーマで書いている。少年事件の背景にある狭い教育問題ではなく、テレビメディアなどをふくむ文化の課題だ。昼前からは選挙のときポスターやビラを活用してくれた全国の支持者にお礼の葉書を書く。北海道から沖縄まで、知人もいるがほとんどお会いしたこともない方々だ。身体がギスギスしてきたのでジムへ行き、軽く泳ぐ。銀座に出て松屋の「浅野屋」でパンを買う。某所である問題のディープスロート(内部告発者)に会う。そのいくつかは週刊誌の記事になるだろう。数寄屋橋で「ザ・ワイド」の小林英丘さんと待ち合せ。「ル・ヴェール」にいた三石剛志さんが店長になったバー「jinx」へ。雑談をしてからネオン輝く路上であるスタッフの結婚コメントを撮影。最終電車で読書。児童扶養手当は戦争未亡人のためにはじめられたことを知る。離婚した母親にも手当てが出るようになったのが1961年、未婚の母にも広げられたのが1998年。ところが2002年に児童扶養手当法が「改正」され、満額支給は5年間に限られてしまった。ここでも「自立」や「自助努力」という名目での切り捨てがある。課題が多いと実感。