有田芳生の『酔醒漫録』

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「平成のシーメンス事件」の行方

2007-11-30 09:08:50 | 政談

 11月29日(木)ヘッドオフィスで役員会。田中康夫代表から参議院本会議の採決で労働契約法案に反対したこと、薬害肝炎の全国原告団・弁護団による緊急院内集会に出席したことなどを聞く。労働契約法案は使用者と労働者の合意がなくとも就業規則の変更によって、一方的に労働条件を引き下げることができる。美味しい弁当があると田中さんに誘われ、平山誠総務局長ともども溜池へ。駐車場の許可を得て車で弁当を販売している「アジアンランチ」と「Caffe Latte」へ。私は牛すじカレーに野菜のトッピング。タイやベトナムなどアジアの街を思い出させる味だ。いまでは北京でも台北でも空港を降りたときに漂ってくる「匂い」が消えてしまった。漂白された都市を思いながら東京でアジアを感じるうれしさ。銀座に出て壹眞珈琲店で財政問題の資料を読む。伊東屋で取材用のノートを購入。カランダッシュの万年筆を見ていたら「1010」という商品が展示してあった。値段を見ると何と262万5000円!教文館に行くといまだ『ミシュラン東京』は品切れ。ジムで泳いでから神保町。どこを歩いていても昼間食べた「アジアンランチ」のカレー味がどこか味覚に残っている。何だか病みつきになりそう。

071129_11290002  学士会館の「レストラン ラタン」で行われた「会員制立ち飲み高級CLUB 人魚の嘆き」に出席。「人魚の嘆き」が神保町に開店してから5年になるという。山崎ハコさんの「橋向こうの家」が流れるなかを店主の松本彩子さんが登場。なんでもお店の「社歌」なのだそうだ。さっそくハコさんにメールを送ったところ、「私を知っている人がいるのでしょうか」「とても嬉しいし渋い!」といった返事が戻ってきた。復刻された上村一夫さんの「男と女の部屋」にはハコさんのCDも付いているともあった。朝日新書編集長の岩田一平さん、作家の高山文彦さん、ジャーナリストの手嶋龍一さん、読売新聞の橋本五郎さん、にんげん出版の小林健治さん、文芸評論家の川村二郎さん、プロデューサーの庚芳夫さん、毎日新聞の鈴木琢磨さんなどなどと雑談。防衛省をめぐる平成の「シーメンス事件」は、社団法人「日米平和・文化交流協会」の秋山直紀常勤理事を経て、政治家に結びつくようだ。そこまでメスが入るかどうか。1914年のシーメンス事件では山本権兵衛内閣が倒れる。

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政治家をターゲットにした東京地検

2007-11-29 07:46:55 | 政談

 11月28日(水)防衛省贈収賄事件で東京地検は政界をターゲットに。すでに具体的な名前が出ている。香川の家族殺人事件が解決。父親を犯人かのように語ったみのもんたさんたちは番組で釈明をすべきだ。東京都の保健局から電話があった。昨夕問い合わせていたのは、都内全域と府中市での鍼灸院の開設数だ。国家試験を取って開業しようという人に親切に対処すべきだと私が言ったことに対して、府中市の保健所の女性は、開設希望者が多く、最近ではいい加減な人たちが増えているので、とても「おめでとう」などと言えないと説明した。そこで私が「年間の開業はどれぐらいですか」と具体的に訊ねたところ、言葉を濁したのだった。保健局によれば、正式な統計は取っていないと断りながら、昨年の1月から12月までに東京都で開業したのは206件、府中市では6件だという。1年間に6件の開業申請を「忙しい」などとウソを言ってはいけない。普通は短時間で受理しているのだ。国家試験に合格した鍼灸師は、治療院の図面などを提出し、それに基づいて保健所の現地調査を経て正式に開業できる。たいていは新しい仕事(人生)の出発にあたって「おめでとう」という意思を示すと聞いたが、なかには書類の「受理」を「許可」と勘違いして、権力的に接する者がいる。「全体の奉仕者」(憲法15条)であることを忘れ、ときに虚偽を語るなどもってのほか。公務の現場が意識改革をしなければ、住民サービスは低きに流れるだけだ。

071128_14040001  文藝春秋で明日発売の「週刊文春」と「文學界」12月号を入手。「文學界」は川上未映子の「乳と卵」を読むためだ。新党日本のヘッドオフィス。街宣は市ケ谷から神楽坂を通り、高円寺、西荻窪、阿佐谷などの路地をめぐる。選挙区でいえば東京7区、8区を中心に走った。もはや午後2時を過ぎたころから風が冷たい。新宿で雑用を済ませ、丸ノ内線で赤坂見附。改札を出たところで女性から「政治を変えるために頑張ってください」と言われる。「不安定研究会」で「塀の上から見た永田町」というテーマで1時間ほど報告。「塀の上」とは国会の塀のこと。参議院選挙では塀の外に落ちたのだが、いまではかつてとは違った眼で政治が見えるところがある。食事をしながら今後の政党構図などの意見交換。政界再編が実現したとき、新党日本はどのような独自性が出せるのかとの質問あり。そこで田中康夫代表が長野県知事時代に実行した政策を具体的に紹介したところ、東京華僑総会の幹部や、朝鮮大学助教授、さらには産業界のメンバーなどはとても関心を示してくれた。二次会で焼酎のお湯割りを飲む。台湾をめぐる議論で中国紙支局長と華僑総会幹部の議論が刺激的。「一つの中国」論は日本人には実感としては理解できないところがある。寒風が心地よい。

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鍼灸院の開設に立ち合って思う

2007-11-28 08:31:00 | 随感

 11月27日(火)晴れ。朝の9時過ぎに東府中にいた。竹村文近さんの弟子の横山道さんが鍼灸院を開いた。国家試験に合格してあとは地元保健所の許可を得るだけだった。書類審査と現地視察で終わるのだが、その最初の段階で「ダメだ」と言われた。そもそも国家試験に受かった段階で、あとは保健所が許可するような問題ではない。開業申請を受理するのが仕事だからだ。ダメなどという法律的根拠はまったくないのだ。横山さんに言わせれば、「まるで尋問を受けているようでした」という。ならば立ち合って何が問題なのかを知りたいと思った。竹村さんや、その鍼治療の実情を女性向けに書いているI記者などもいっしょに話を聞いた。2人の女性担当者は事前に意見を付けた内容については語らず。「最初の図面とは違う」といいつつ、現場を見てその意見も曖昧に。私は「保健所によっては免許を得て開業手続きに来る人に『おめでとうございます』という親切な対応をしているものだ」と言った。ところがひとりの担当者は「最近は問題のある人が多い。手続きに来る人が多いので『おめでとう』などという情況ではない」という。そこで「年間にどれぐらい開業するのですか」と聞いたところ、2人ともはっきりした数字を言わなかった。結局は開業申請は許可された。ならば最初から気持ちよく対応すればいいのにと思うのだった。

071127_10350002  新宿に出て「桂花」で太肉麺。ジムで泳いでから東京都庁の福祉保健局に電話をする。年間にどれほど鍼灸院の開業があるのか、府中市ではどれほどかと聞いた。ところが統計数字はないという。調べてのちほど電話するというので、神保町へ。金ペン堂、東京堂書店、高岡書店を歩く。喫茶店に入り、新党日本のための政策メモを書く。ところが都庁から電話はない。「萱」でビールを飲みながら待っても電話はなし。午後6時になるので再度都庁の担当者に電話。ところがすでに不在。別の担当者にもう一度知りたいことを伝えると、明日朝には連絡をくれるという。「わかるかどうかもふくめて連絡します」と言ったNさんはどうしたのか。「お役所仕事」と揶揄されても仕方ない。厚生労働省の「指導文書」は「望ましい」という言葉ばかり。曖昧だから現場の判断がまちまちになる。府中では待合室と施術室の間にドアが必要だというが、ほかの自治体ではパーテーションの仕切りでもいいという。ある鍼灸師は保健所の視察では指導通りにしたけれど、すぐにパーテーションは外したという。それから15年間、いちども保健所の担当者はこないという。厚労省の指針が20年前のままであることもおかしい。

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「ラスト コーション 色|戒」の衝撃

2007-11-27 07:15:38 | 映画

 11月26日(月)晴れ。新党日本の第一支部でこれからの打ち合わせ。街宣は都内23区を大雑把だがまずは制覇。とはいえ郊外や都内を細かく走るのはこれからの課題。新宿で雑用を済ませ、時間があったので御苑を歩こうと思ったところ休園。左翼系書店の摸索舎に寄った。党派機関紙の扱いがかつてよりぐんと減っている。近所のラーメン店も「餃子の王将」もいまやなく、「新宿2丁目計画」なるビルが建設中だった。山川暁夫さんたちと飲み歩いていた街の面影はもはやなし。神保町の東京堂書店から高岡書店。雑誌を手に取ったところでいきなり「立ち読みはしないでください」との叱正。すかさず棚に戻して店を出る。カウンターで声の主を見れば、ただテープレコーダーのように語っているだけで、誰かに注意しているわけでもなさそうだ。日比谷線で有楽町。新橋で降りてスペースFSで「ラスト コーション 色|戒」を見る。アメリカ、中国、台湾、香港の合作映画だ。2時間半の映画にドキドキ。時代は日本統治下の上海。学生時代の純粋な義憤から抗日運動に入った若者たちと日本の特務として非情に生きる男の交錯と悲しい別れの物語だ。128 トニー・レオンもいいが、体当たり演技のタン・ウェイがすさまじい。ヨーロッパのパルチザン映画よりもずっと奥深い人間の感情を描いているように思える。ロマンポルノどころではない描写に驚きつつ、こうした映画が撮影できたことに驚いた。「愛のコリーダ」をはるかに凌駕している。日本の映画のスケールが小さく見えてしまうから困ったものだ。上映が終わったところで関係者に感想を聞かれた。その女性は「若気のいたりですよね」と語っていたが、果してそういう言葉がふさわしいのだろうか。「若さゆえに」プロテストできることは、ナチス治下の「白バラ」運動でも明らかだろう。生命さえかけなければならない時代というものがある。その気持ちを持続できるかどうか。高度資本主義の日本にあって、精神さえ「搾取」され続けたかつての「闘士」たちは、この映画をどのように見るのだろうか。

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統一教会が雑誌「創」を買い上げていた!

2007-11-26 08:14:17 | 仰天

 11月25日(日)晴れ。サンデープロジェクトを途中まで見て駅前まで出かける。駅前は衆議院選挙の区割りでいえば東京10区。そこで共産党の岸良信・練馬地区委員長(東京9区から立候補予定)がはじめての街頭演説を行うというので聞きに行った。歩いていたら共産党の宣伝カーが通りすぎていった。前の席に岸さんが座っていたので挨拶すると「お~!頼みますね」。頼まれてもなあと苦笑。同時代に学生運動に関わったものの、私は京都にいて、岸さんは都学連の委員長だったから、直接の接点はなかった。その岸さんが光が丘の私の自宅までやってきたのは、もう20年も前のこと。私が一水会(当時は鈴木邦男さんが代表だったはずだ)で国際勝共連合についての講演をしたのは問題だというわけだ。私はフリーランスの立場で判断したものの、組織の論理と倫理からは「新右翼と接点を持ったことが問題だ」とされた。岸さんの顔を見るのはそれ以来のことだ。「街頭デビュー」だから組織動員があるのかと予想したが、司会の女性区議、都議、そして岸さんが赤いたすきをかけて、党員や支持者と思われる8人ほどが横に並んでいた。道路の反対側には男性一人、女性一人の関係者らしき聴衆あり。岸さんの演説は後期高齢者保険の問題点、練馬の自衛隊に配備されるミサイル防衛問題(迎撃して破片が落ちてきたら大変だと語っていた。そういうことかなあ)、そして消費税増税に反対だという内容だった。聴衆として思ったことは、どうして多くの通行人にビラを配らなかったのだろうかという疑問だ。若い女性が宣伝カーの近くで思いついたようにビラを配布していたから、宣伝物はあったのだろう。演説者の横に支持者がずらりと並んで立ち、話が終わればまばらな拍手をするよりも、ビラを配った方がいいのではないかと、おせっかいながら思ってしまった。

 その岸さんで思い出した国際勝共連合=統一教会について信じられない事実を知った。日垣隆さんが『WiLL』で連載している「どっからでもかかって来い!」の1月号は「総会屋雑誌は御臨終」というタイトルだ。日垣さんが相手にしているのは雑誌『創』の篠田博之編集長だ。『創』は2003年3月から半年間にわたって「知られざる『強制改宗』めぐる攻防」という連載記事を掲載した。驚いたのは次のような日垣さんの記述だ。「(記事が掲載された)『創』を統一教会本部に一括して買い上げてもらい、330万円を受領し、本部の指示に従い半年間にわたって各支部に郵送し続けた事実がある」。統一教会の公認教会は本部以外に102あり、それ以外に5か所の修練所がある(2007年7月現在)。当時もこれぐらいの関係先に送っていたのだろう。ここで指摘された「330万円」は1か月なのだろうか、それとも半年なのだろうか。いずれにしても本質的には霊感商法などで巻き上げられた金の一部が創出版に流れていたということになる。あのころは統一教会に反対する父兄のもとに『創』の連載が送られてきたものだった。この連載で名誉を棄損された浅見定雄さんが『創』と筆者を訴えて勝訴したことは、私のホームページでも紹介しておいたとおりだ。のちに最高裁で上告は棄却され判決は確定した。昨夜は梅酒、今晩は麦焼酎「おこげ」のお湯割りを飲みながら、テレビ朝日で放送された松本清張作の「点と線」を見た。傑作だ。ビートたけし、高橋克典の刑事役はもちろんのこと、豪華配陣の好演は楽しめた。時代考証もしっかりしていれば、再現もリアルだった。松本清張の再評価はもっとあっていい。

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横田めぐみさんの消息を聞いた

2007-11-25 09:32:00 | 事件

 11月24日(土)晴れ。しかし寒い。いつしか秋が去ってしまったようだ。北朝鮮による拉致被害者家族会の総会で横田滋さんが正式に代表を退いた。めぐみさんの拉致から30年。救出を求めての講演(訴え)は1000回を超えたという。先日、帰国した蓮池薫さんの兄である蓮池透さんと食事をしたときのこと。いくつかの疑問を訊ねた。そのひとつが「まだ語っていないことがあるのではないか」という疑問だった。薫さんは北朝鮮での生活を政府の関係部署に「すべて」話したという。そのなかには横田めぐみさんについての情報も入っていた。とくにヘギョンちゃんを生んでからの精神的不安定や、すでに報じられたが日本に戻ろうと二度脱出を試みたことなどなどである。夫によれば94年に「義州」の病院に入院したという。その詳細は横田滋さん、早紀江さんも聞いている。ある時期、早紀江さんが「(めぐみさんが)どんな情況にあろうと取り戻す」と語ったのは、蓮池さんからの話を聞いていたからだ。どうして政府は義州の病院を調査することを求めないのだろうか。拉致被害者の具体的な情報があったならば、そこに焦点を定めて交渉をすべきだった。蓮池さんは「何度か死を覚悟した」局面があったという。同じ村で暮らすメンバーの行動に対する連帯責任だ。

 ある指導員から「池田大作とはどういう人物か」と聞かれたこともあるという。拉致被害者のなかにいる創価学会信者が、北朝鮮の教えることに反発したときのことだったという。蓮池薫さんが自分の置かれた立場を危険だと判断し、「ここで生きるしかない」と決めたのは、反抗すれば「危ない」と実感したからだ。いずれにせよ横田早紀江さんがいつも語るように「時間がない」。「救う会」「拉致議連」「家族会」は福田康夫首相がブッシュ大統領と会談する前に訪米し、北朝鮮の「テロ支援国家」解除を中止するよう関係部署に求めた。関係者は「大きな成果」というが、どのマスコミもそうは判断していない。6か国協議でも拉致問題は日本の課題でしかない。「対話と圧力」路線がうまくいかないとき、どこかで軌道修正をするしかないだろう。「対話」のなかにも戦略があればいい。めぐみさんの娘であることが確認されたヘギョンちゃんに横田夫妻が会う機会をいまや作るべきだ。その口から語られる「あれこれ」を恐れるよりも、いまや人道的対応をすべきときではないか。横田さんが住む川崎のマンションの住民たちが運営している「あさがおの会」のホームページと横田めぐみさんをめぐるさまざまな情報についてまとめた「電脳補完録」を見ていただきたい。

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「幕末太陽傳」の小沢昭一に爆笑

2007-11-24 09:07:38 | 人物

 11月23日(金)晴れ。「勤労感謝の日」というよりも意識のうえでは「二の酉」の日だった。昨年はアメリカに行く長女のために、浅草ですき焼きを食べてから家族で酉の市に行った。あれからもう1年。アメリカではサンクスギビングデーだと楽しそうなメールが届いた。今年は外出をせず夕方まで原稿を書く。とはいえ午前中は川島雄三監督の「幕末太陽傳」を見た。エネルギッシュな俳優陣は、公開された1957年という時代の勢いを充分に伝えている。石原裕次郎も小林旭も、そして左幸子や南田洋子も若い。いや若すぎる。主演のフランキー堺もエネルギーの塊だ。青年時代の小沢昭一さんには大笑い。誰でも「あの時代」に「その後」の片鱗が充分にある。小沢さんが送ってくださる『小沢昭一座談』(晶文社)のお礼状に映画の感想を書く。その座談集『芸渡世浮き沈みーアハハ』の「あとがき」を読んで「しまった」と思う。「本願寺神戸別院にて五日間、久しぶりに『節談説教』を語らせていただいている港の見える宿にて記す」とあったからだ。日付は10月。知っていたら万難を排して出かけたのになあ。

 実は昨年から築地本願寺で行われる節談説教の全国大会に誘いを受けていた。ところが参議院選挙の日程と重なり、参加することがかなわなかった。ましてや神戸のように小沢昭一さんが演者となれば北海道でも沖縄でも駆けつけるつもりだ。残念。閉じこもってばかりではいけないと池袋へ。駅に向かうとき、長い石塀に小林興起さんのポスターが貼ってあった。おかしいなあ。この間まで小池百合子さんのポスターがあったのに、いまでは小林さんのものだけになっている。全面に顔写真と名前で「元財務副大臣」とあるだけで政党名はない。西武のリブロ。伊東乾さんの『ケダモノ ダモノ 調教と傷心のアメリカ』(集英社)を買う。人間がいかに変容するかはいま書いている新書のテーマとも重なる。パラパラと見ていたら、「日本脱カルト研究会の会合に呼ばれたとき、いっしょにパネリストになったジャーナリストの有田芳生によれば……(以下略)」と書いてあった。洋酒売り場に寄ってシラーズ(黒ブドウ)にヴィオニエ(白ブドウ)をブレンドしたユニークなオーストラリア産ワインを買う。

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『ミシュランガイド東京』にびっくり

2007-11-23 09:06:50 | 読書

 11月22日(木)新党日本の役員会が終わって、近所の喫茶店で平山誠総務局長とキューバの珈琲を飲む。爽やかで美味しい。弘兼憲史さんから電話。来年の1月に紫綬褒章の受章を祝う会があるという。「島耕作の続刊はいつ出ますか」と聞いたところ、「ああ、専務ですか。もう出てるんじゃないですか」という。地下鉄で銀座。松屋の浅野屋から教文館。何と入り口に人の列あり。やはり『ミシュランガイド東京2008』だった。発行は日本ミシュランタイヤで、発売は日販アイ・ピー・エス。図書流通会社だ。海外で暮らす日本人に書籍、CD、食品などを提供している。並ぶつもりなどないのでいつものように2階へ。『専務 島耕作』(講談社)とともに購入。顔見知りの店員に聞いたところ、『ミシュランガイド』を求めて朝8時前から並ぶ人がいたそうだ。開店は10時。その時間までに50冊売れたという。すごいものだ。山野楽器で家人に頼まれた「ル・クプル」から分かれた藤田恵美さんのアルバムを買おうとしたら売り切れ。今朝の「情報ツウ!」に出演したことでいっきょに動いた。ジャズピアニストのソニー・クラークが1958年にブルーノートで演奏した「COOL STRUTTIN」を入手(コメントをいただき誤りを訂正しました)。壹眞珈琲店で政策作成のための読書。その合間に『ミシュランガイド』を見て愕然とした。そこで紹介されている店と料理、その説明文についてではない。

071122_14190001_2  書籍の作りが何とも杜撰なのだ。偽りない印象は一時代前の印刷技術のように思える。何がそう感じさせるかといえば写真の質とアンバランスだ。左ページには店の写真が大きく表示されているが、そこに人物はいっさいいない。料理写真は二点ほどで、たとえば蕎麦などはパサパサしてるようにしか見えない。正直に書けば「まずそう」。この編集センスはひどいと元編集者として驚いた。昼食をとりながら田中康夫さんから聞いたことを思い出した。フランスの『ミシュランガイド』は、パリだけでなく郊外の店も紹介されているという。それだけでなく「☆」がついていない店も数多く掲載され、そこに値段や店内の様子を示すマークがあるそうだ。読者はそれを見て想像力を働かせ、「目利き」になっていく。ところが日本のミシュランは「☆」のついた店ばかり。田中さんによれば日本市場を意識した作りだろうという。パラパラと眺めていても何とも無機質なガイドブックだ。話題となったことはよかったが、来年度以降の内容がどうなるかだ。表参道のジムで泳ぎ、池袋。HMVで藤田恵美さんのCDを探すもここでも売り切れ。店員に聞けば「テレビで放送されたので売り切れです」。「何枚?」と問うと「仕入れが少なく一桁です」とのこと。街頭宣伝を手伝ってくれた長男と家人を呼び出し、地元の「遊菜」で食事。老酒20年もの美味。

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「昭和」の理髪店が大森にあった

2007-11-22 08:11:10 | 随感

 11月21日(水)地元の東京10区では小池百合子さんのポスターがさらに貼られるようになった。そこに小林興起さんのポスターも加わりはじめた。「小池新党」はいまのところアドバルーンと情報戦の域を出ないと永田町筋情報。小林さんはいまだ政党所属がグレーゾーンだ。はたして国民新党から総選挙に出るのだろうか。定例の街頭宣伝に出る。有楽町、銀座、新橋までは時事通信のI記者が同乗。まるで授業参観のときの生徒のような感じ。熱心に取材してくださることはうれしいもの。品川区、大田区、目黒区、世田谷区、渋谷区を走る。大森で信号待ちのときふと左手を見れば、そこに昭和時代を思わせる理髪店があった。まさに「ALWAYS」の世界だ。こうして都内を回っていると街頭からの声援だけでなく、タクシーや配送中の車のなかから手を振ってくれるので、とても励みになる。いまでは午後2時を過ぎたころから風が冷たい。表参道で降りて地下鉄で日本橋へ。丸善で資料を探してから六本木へ。 

071121_14400001  六本木ヒルズのなかのアカデミーヒルズで東大先端研の「安心安全な社会を実現するための科学技術人材養成」プロジェクト実務専門家コースに出席。全体テーマは「1995年以降の日本社会の脆弱性とその克服」。第1回目は島田裕巳さんが公明党・創価学会の歴史を通して日本社会の現状を報告。個人的に興味深かったのは「宗教と金余り」という視点だ。日蓮正宗寺院の檀家は1万から2万。ところが一般寺院は200から300軒程度だという。島田さんによれば、宗教はそもそも金余りの吸収団体で、そこに宗教美術や宗教建築の生まれる根拠があるという。一方で資本主義は金余りを宗教に吸収させず、新たな投資に振り向ける。基盤は「世俗内禁欲主義」だ。こうして宗教団体のなかからマルチ商法が生まれる。そんな報告を聞いていて「精神のない専門人」(マックスウェーバー)という言葉を思い出した。俗世間では「精神なき宗教家」が誕生している。資本主義は労働力だけではなく、精神まで「搾取」する運動なのだ。午後9時過ぎに終了。何も食べていなかったので代々木に出て「馬鹿牛」。「佐藤」の麦よりやはり「兼八」がいい。

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意外性のない『ミシュランガイド東京』

2007-11-21 09:05:28 | 随感

 11月20日(火)秋晴れ。朝から新党日本の政策メモを書く。調べることが出てきたので文部科学省に電話で取材。担当者が質問にすぐ答えてくれた。ところがこの日本という国は情報公開で国際基準に達していない。それを知ったのは青森で行われたパネルディスカッションの準備をしているときだった。たとえばIMF(国際通貨基金)の金融統計には各国の財政収支データがある。ところが日本の項目を見ると、最近の財政収支の欄はすべて空白となっている。医療費では国際比較を議論するとき、OECD(経済協力開発機構)の統計がよく使われるが、そこでもヘルスデータは空欄が多い。いまや発展途上国でも各種公式データは明らかとされているのに、日本は情報鎖国が続いている。神保町へ。東京堂書店で参考文献を探す。地下鉄で渋谷へ。寒風のなかを歩く。試写室に着く直前に電話があった。拉致問題の関連で緊急の用件ができたので、映画を見ることを諦めて移動。時間があったので書店に入る。話題の『ミシュランガイド東京2008』を探したが見当たらない。もう一軒でも探したがここでもなし(あとでわかったことだが発売は22日)。すでに記者会見で「三つ星」が公開された。その店名を知って「そうだな」と思いつつ「そうかな」という疑問もわいた。意外性がほとんどないからだ。ある寿司店などは「二つ星」を付けられて「がっかりした」。「三つ星」でなければ載せてもらいたくないという気持ちなのだ。あるレストランはフランス人担当者(と勝手に判断したらしい)の顔写真を厨房に貼っておき、もし来店したらすぐ店長に知らせるような体制を取っていたそうだ。実際の調査員は匿名の日本人とヨーロッパ人5人。1年半以上をかけて選ばれた1500軒で食事をした結果、150軒(「三つ星」8、「二つ星」25、「一つ星」117。HPにすべての店が紹介されている)が残った。この最初の店の選定は既成のガイドブックを重ね合わせて行われたと聞く。取材を断っている名店を探すほどの努力はしないのだろう。これまでのガイドブックの延長になるのは必然だ。待ち合せの場所へ。北朝鮮の高官が近く北京に入る。

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