有田芳生の『酔醒漫録』

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生きた自治精神と投票率

2008-04-30 10:17:20 | 随感

 4月29日(火)080429_07490001 民宿を出て散歩。田んぼのあぜ道。遠くの山々。小川のせせらぎ。つくしが群生している。空気がじつに気持ちいい。昨日会った高橋周作、さめさんご夫妻は、この土地に生れ、育ち、70歳になろうとしている。ここから見える日本はどういう国なんだろうか。旧沢内村では各種選挙の投票率は80パーセント台から90パーセント台。2005年の衆議院選挙では男性が86・12、女性が82・36パーセント。自治の精神が暮らしのなかで生きていれば、政治参加への意識も高まるのだろう。地元業者が米を配達する車でほっとゆだまで送ってくれた。そこからタクシーで北上へ。新幹線のなかで「週刊ポスト」をざっと読む。「世相リサーチ 枯れたおじさん大好き!」「カレセンOLが急増中 なぜだ?」という記事では私も登場。そもそも『カレセン 枯れたおじさん専科』(アスペクト)の取材を受けたのがきっかけだった。気持ちのなかに「ちょい不良(ワル)オヤジ」への嫌悪感があったからだろう。東京駅から新橋へ。時間ができたので知人から紹介されていたサウナにはじめて入って髭を剃る。都はるみさんからこれからのことで電話があった。日本テレビへ行き「おもいッきりイイテレビ」でテレサ・テンについて語る。5月8日の午後1時ごろ放送される。身体に変化を感じたので、帰宅して夕食をとらずに眠る。

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〈情報〉統一教会通達に見る献金体質

2008-04-30 09:44:09 | 統一教会

 【3月に亡くなった文鮮明教祖の長男、孝進氏の名前を使って統一教会で献金が求められている。まさに「献金漬け」の組織体質がこうした行為にも現れている】

 孝進様のお名前を騙って献金を勧誘するグループに注意

 御聖恩感謝申し上げます。
 一部のグループが、勝手に孝進様のお名前を騙り『孝進様のご家庭に献金する』とか『孝進様の会社に献金する』などと称して、教会員から不当に献金を集めているとの報告があります。
 このような献金を教会本部は認めておりませんし、孝進様のご家庭も認めていません。
 教会員の皆様は、このような呼びかけに惑わされて被害を受けることのないようにご注意ください。献金は教会の正式な指導や通達にしたがって行って下さい。
 また、このような話を聞いたときは速やかに責任者に報告するようにお願いします。

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旧沢内村を歩く

2008-04-29 10:40:18 | 随感

 4月28日(月)080428_14380001_2 盛岡から北上へ。BS11「にっぽんサイコー!」ディレクターのMさんと合流して北上線のほっとゆだで下車。バスで旧沢内村に向う。東京は温かかったのでジャケットの下は半袖。ところが寒い。桜は満開なのだが、気温は9度。何とあられが降ったという。沢内庁舎で副町長、福祉担当課長から話を聞き、沢内病院へ。医師、患者から高齢者医療や乳幼児医療のことを聞く。この旧沢内村(2005年に合併して西和賀町)では、1960年に65歳以上の医療費を無料にしただけでなく、1962年には乳児の死亡をゼロにした。いずれも日本ではじめての施策だ。ときの村長は深沢晟雄さん。そのとき教育長でのちに20年間村長を務めた太田租電さんにも話を聞いた。いまから40年前に沢内村のドキュメンタリー映画が作られている。そこには当時28歳だった高橋さめさんの出産時のことも描かれている。その高橋さんの自宅でも話を聞いた。さらに健康管理課で働いていた照井富太さんからは、深沢村長の思いについて伺った。多くの人たちのなかに深沢村長の言葉が生きている。思想が具体的施策として住民を守る。さらに思想は言葉として広がり定着していく。まさに脈々としてだ。生きた思想とはそういうものなのだろう。「生命を守ることは行政以前の問題」とは深沢晟雄さんの遺した言葉のひとつである。民宿に行くとストーブがたかれていた。

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本村洋「独占手記」を読む

2008-04-28 07:35:00 | 読書

 4月27日(日)080427_09150001 石神井公園は「照姫祭り」。駅前に新党日本の車をとめて2時間話をする。朝日新聞の編集者だったOさんと偶然に遭遇。大泉学園に移動してここでは1時間の訴え。いずれも高齢者医療の問題点と改善方向を話すと立ちどまって聞いてくれ、拍手が起きる。医療、福祉の切実な思いへの反映だ。私が語り、7人のスタッフが政策リーフレットを配ってくれた。いったん自宅に戻り、出張準備。盛岡までの新幹線で草薙厚子さんの著作を読み終える。うーん、わからないと思うのは、供述調書を見せた医師との約束がどうだったのかというところが曖昧だから。講談社が設置した調査委員会の吉岡忍さんに電話して事情を聞く。検察の捜査に問題があることは明らかだが、取材方法に問題はなかったのか。そこが知りたい。いずれ医師の裁判で草薙さんが取材したときのICコーダーが公開されるだろう。「WiLL」6月号は必読。光市母子殺害事件の被害者である本村洋さんの独占手記は衝撃的だ。テレビで断片的な見解は聞いていたが、ここまで詳しく思いを明らかにしたのははじめてのこと。読みつつ厳粛な気持ちになった。それに対して元少年の弁護団は異常だ。どんな被告であっても弁護するのが仕事だが、その根底には「人間の論理」がなければならない。弁護団がいかに理屈を述べようとも、3月15日に行われたシンポジウムの様子を知れば人間性が疑われる。犯行現場を再現するときに笑いながらとは、言葉もない。その集まりについては「週刊新潮」がすでに記事にしていたが、「WiLL」の「人でなし弁護団」という編集部原稿では、発言がそのまま再現されている。これまた必読だ。知人弁護士2人の発言に愕然とする。たしかに「人でなし」と罵られても仕方あるまい。

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福田首相のボヤキ

2008-04-27 08:22:08 | 政談

 4月26日(土)福田康夫首相に最近会った人の話を聞いた。ひとことでいえば「ボヤキ」ばかりだったという。とくに安倍晋三前首相が福田批判を口にすることに怒っているようだ。自分は政権を放りだしておいて何だという気持ちだそうだ。サミットに参加した政治家は高揚した気分になるという。7月時点の総理と秋の政局が結びつくのだろうか。石神井公園の花屋に寄ってから区民交流センターへ。「有田塾」2回目の講師は南美希子さん。女性の自立、子育て、親育てについて語っていただいた。子どものころの遊びに躍動感があったとの指摘はそのとおりだ。南さんとの対話のなかでは「これからの日本」についての思いについても語った。たとえば福祉中心の社会。北欧諸国の消費税が高いことが否定的に語られることが多いが、その実体は「国家への信頼」があること。個人的に貯蓄をするよりも国に預けた方がいいという社会になっている。ビールなどは日本円にして100円ほど。付加価値税(消費税)をふくんだ価格だ。ランチは1500円から2000円と高いが、高い賃金に応じているとの見方もできる(ただし旅行者にとっては高い)。ちなみにディスカウントショップの値段は、シャンプー200ml15クローネ(約300円)、トイレットペーパー8個入り19クローネ (約280円)、ビーフステーキ320g入り59クローネ(約1180円)、ミンチ肉900g入り40クローネ (約800円)、キャベツ1個8クローネ(約160円)、レタス1個7クローネ (約140円)、たまねぎ1.1キロ入り4クローネ (約80円)、インスタントコーヒー400g入り79クローネ(約1580円)、ケロッグ・コーンフレーク375g入り18クローネ (約360円)。ワイン4本セット100クローネ(約2000円)。ハインツ・トマトケチャップ460g14クローネ (約280円)などなど。新党日本は「増税なき財政再建」を主張している。その根底にも「信頼できる国家像」がある。

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「小沢昭一 僕の映画史」

2008-04-26 10:45:43 | 映画

 4月25日(金)080422_14120002 青山にある都はるみ事務所から外を眺めれば、緑豊かな木々が見える。中村一好さんの机の上には、都はるみさんを励ます多くの手紙が置かれていた。5月7日に発売される「婦人公論」には「最愛のパートナーを喪った都はるみさんへ」が掲載される。新宿御苑の小林クリニックで検査。急いで雑務、雑用を済ませたのは身体が泳ぐことを求めていたから。2週間ぶりに水に入る。身体を浮かべるだけで体重の増加を実感。朝日新聞で「週刊朝日」の山口一臣編集長、佐々木広人副編集長と打ち合わせ。社を出るとき京都の「一澤帆布」の一澤信太郎さんとばったり遭遇。いまは日曜日も店を開けていると聞いた。銀座の「壹眞珈琲店」で読書。チェ・ゲバラを中断して草薙厚子さんの『いったい誰を幸せにする捜査なのですか。』(光文社)を読みはじめる。講談社が第三者委員会の報告で指摘した取材の問題点(供述調書を取材相手に黙ってデジカメで撮影したとされることなど)について草薙さんは事実無根だと記者会見を行った。問題の根源で見解が異なるとはどういうことなのだろうか。本筋ではないが、この本には「ジャーナリスト」とともに「マネージャー」という言葉が頻繁に出てくる。どこかに所属していることはわかった。しかし「ジャーナリスト」に「マネージャー」がいることに強い違和感を覚えてしまった。あくまでもひとりで世界に立ち向かうのがジャーナリスト精神だと思っているからだ。マリオンで小泉今日子さん主演の「グーグーだって猫である」の完成試写会。これが日本映画の現状なのだろうとイライラする。5月31日からポレポレ東中野で上映される「小沢昭一 僕の映画史」が楽しみだ。

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医療費の窓口負担ゼロは可能だ

2008-04-25 08:25:22 | 随感

 4月24日(木)080424_07460001 朝9時前から横浜でBS11「にっぽんサイコー!」のための取材。まずは同仁堂田中医院で高齢者の声を聞く。こちらからマイクを向けなくとも積極的に意見を語ってくれる内容は、医療だけでなく生活不安と政治への不満ばかり。田中正則医師に聞いても、病院にかつてのような「サロン化」などの情況はまったくない。横浜駅東口で道行く人たちから意見を伺う。午後の予定は3時から。駅前にあるホテルのロビーで医療関係の読書。すぐ横にいる男がケータイで話している。やがて仲間がやってきた。その会話がイヤでも聞こえてくる。「70億だろ。それを90億で売りつけて、あとは半分にわけると言ってある」「プロは騙しにくいけれど素人は騙しやすいんだよ。いま社長がこっちに向かっている」などと言っていた。どうやら詐欺師だ。服装はスーツ姿。垣間見た顔つきはふやけたような色白。かすれた高音。群衆に紛れればどこにでもいる風体だ。しかしどこか違う臭いが漂っている。時間が来たので神奈川県保険医協会へ。平尾紘一理事長から、高齢者医療の方向性などを伺う。興味深かったことはデンマークでの経験。「寝たきり」がいない国だというのだ。脳卒中患者が出れば、まだ意識が戻らない段階で地域の人たちが病院と相談して、スロープの設置など退院後の自宅改築などを進めていく。費用は国が出すそうだ。医療費の窓口負担をゼロにする運動(「ゼロの会」)も現実性がある。そもそも1984年までは健保本人は窓口負担ゼロだった。イギリス、ドイツ、フランス、スペイン、カナダ、オーストラリア、デンマークでも窓口負担はゼロ。病気のときに備えて保険料を払っているのだから当り前だという考えである。日本は窓口負担が5兆円。それを国と業績のいい大企業に負担してもらうというのが「ゼロの会」の提言だ。昨年からはじまったこの運動を「逆転の発想」と報じたマスコミもあった。

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お年寄りの「怒り」を実感する

2008-04-24 06:36:06 | 新党日本

 4月23日(水)080423_15590002 新党日本のヘッドオフィス近くの喫茶店でキューバの珈琲を飲んでから宣伝活動へ。練馬の中村橋駅前でマイクを持つ。日本政治のさまざまなテーマを語っていて、立ち止まる人がいるのは後期高齢者医療問題だ。話し終えたところで何人もの高齢女性と話し合う。「許せない」「何とかしてください」の声ばかり。1歳2か月の女児を連れたお母さんに、お子さんを抱っこしての記念撮影を頼まれる。幼児の重さを思いだした。中村橋のベーカリー「nuku muku」でパンを買い光が丘へ。その途中でパトカー多数がとまっていることに気付いた。車をとめてもらい取材。「包丁を振り回している男がいた」という。すぐ近くは保育園だ。聞き込むとある家庭で親子ゲンカになり、包丁沙汰になったとわかった。怪我人がなくホッとする。光が丘での街宣では最近の犯罪事情について語る。ここでも高齢女性たちと立ち話しばし。怒りは相当に高まっている。団塊世代が「後期高齢者」になるときには保険料は年間で約16万円。年金は上がらず、物価は上がり、さらに保険料は高騰する。ひどいこの国を何とかしなければと思うばかりだ。品川で舟木稔さんとテレサ・テン基金のことなどで打ち合わせ。お土産に新橋「新正堂」の「切腹最中」をいただく。音楽業界などで何か問題が起きて謝罪に行くときに、この最中を持参することがあるそうだ。たしかに「切腹」したかのように餡が最中からはみ出している。

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「とくダネ!」〈独占〉報道の偽造

2008-04-23 09:11:00 | 立腹

 4月22日(火)207 死者がもはや語れないならば、事情を知るものが名誉を護らなければならない。中村一好さんの「自己死」をめぐるテレビや週刊誌報道は、あまりにもひどかった。多くの人が「事実」と思い込むなかで、たかだかブログで発信する影響は、はるかに小さいだろう。それでも書いておかなければならない。フジテレビ「とくダネ!」が報じた「スクープ」は偽造だ。中村さんが亡くなってからはじめての都はるみコンサートは、16日に高松で行われた。その翌朝のテレビ各番組はいっせいにはるみさんの会見を報じた。なかでもフジテレビの「とくダネ!」は「独占……都はるみ内縁夫が自殺前に制作 意味深な遺作」と報じた。それは中村さんがはるみさんのために準備していた新曲のなかのひとつであった。紹介されたのは、ある作詩家に10曲を依頼していたなかの「砂時計」という作品である。それを読めばあたかも「自己死」を暗示するかのような内容に読めなくもない。その内容を紹介した前田忠明氏は、ごていねいにデモCDを手に、そこに都はるみさんの名前(英字表記)とともに「4・4」と書かれていることを示した。この「4・4」とは、中村さんが亡くなった日を指す。まったくの偽造、いや捏造だ。作品をある作詩家に依頼したことは事実だが、中村さんはその内容にいっさいかかわっていない。いずれ完成した作品は、ある人物を通じて中村さんに渡ることになっていた。中村さんは完成した「砂時計」の詩に関係などしていない。その内容を知りもしなかった。さらにいえば何者かは「とくダネ!」で報じるときになって、この作品に意味があることを示すためにあえて「4・4」と書き込んだにちがいない。もちろん中村さんの筆跡でもない。いったい誰がこうしたデマを流すのだろうか。「婦人公論」の原稿は中村さんを追悼するもののため、こうした報道のひどさを指摘することはいっさい行わなかった。機会あればリポーターの取材方法のひどさなども明らかにするかもしれない。新党日本で役員会。新宿の竹村治療院で鍼を打ってもらう。書店で石田伸也さんの『ちあきなおみ 喝采蘇る』(徳間書店)、湯浅誠さんの『反貧困』(岩波新書)を入手。家人と紀伊国屋ホールで小沢昭一さんの「唄って語って僕のハーモニカ昭和史」を聴く。「軍国主義の完成形」に生きた小沢さんの追想に涙。終わったところで「スーパー編集者」中川六平さん、文芸評論家の坪内祐三さんと出会う。

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チェ・ゲバラの演説を聞く

2008-04-22 08:58:02 | 人物

 4月21日(月)080421_15540003 本部で平山誠総務局長と宣伝活動の打ち合わせ。東京都第一支部で今週土曜日に行う「有田塾」、新事務所開設のあたっての実務。合間に「婦人公論」のゲラを確認。大学教員を務める中村一好さんの東大時代の同級生からメールをいただいた。中村さんが「駒場わだつみ会」というサークルに入っていたことをはじめて知る。大学時代の思いは書いているので、今度の原稿に加筆することはやめた。4ページに収めるために25行削らなくてはならない。やむなく中心から外れた部分を探す。新宿で用事を済ませ霞が関へ。温かい日差しのなかを日比谷公園へ。帝国ホテルに韓国の李明博大統領が滞在しているので、警備がすごい。噴水の近くのベンチで読書。田中康夫代表、平山総務局長と「これから」の打ち合わせ。京橋でドキュメンタリー映画の「敵こそ、我が友」を見る。ナチスの戦犯クラウス・バルビーがなぜ戦後も逃げることができたのか。それはアメリカが共産主義との戦いのなかで利用価値を見出したからだ。チェ・ゲバラの演説をはじめて聞いた。どこか甘さのある声にいささか意外性を感じる。名前を変えてボリビアに入ったバルビーはチェ・ゲバラ殺害にも関与。南米から「第四帝国」を夢見るだけではない。実際に傭兵を雇い、戦車まで手に入れる。そこに「世界反共連盟」が結びつく。統一教会系の組織である。貴重な映像を組み立てたすぐれた作品だが、その説明がないところが惜しい。「いま」につながるからだ。新橋の「浜んこら」で日本テレビ「おもいッきりイイテレビ」のスタッフたちと深夜までテレサ・テンについて打ち合わせ。この店でも中村一好さんと飲んだことをふと思い出した。

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