有田芳生の『酔醒漫録』

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「幸せな無名時代」

2015-04-09 15:08:29 | 日記
ラジオ日本「岩瀬恵子のスマートNEWS」の出演が終わったのは8時です。そのまま新橋に送っていただき、喫茶店で書いています。ラジオ局に向かう車窓から景色を眺めていると、懐かしい想い出が蘇りました。「週刊新潮」の次長だった亀井淳さんが亡くなったのはいつだったでしょうか。雑誌編集をしていたころ、弁天町のマンションに招かれ、亀井さんがカツオを炙ってタタキを作ってくれたこともありました。そのマンションを少し進んだところに「塩丁」という居酒屋がありました。「朝日ジャーナル」の校了を大日本印刷で終えると、筑紫哲也編集長をはじめ、スタッフはこの店で酒を飲みながら、話に花が咲いたものです。フリーランスになったばかりで、人生の先行きがまったく見えなかった時代です。1980年代から半ばにかけてのころでした。ガルシア・マルケスのいうところの「幸せな無名時代」です。その後、意図せずして霊感商法問題やオウム問題で、名前と顔を世間にさらすことになってしまいました。20年前のオウム報道で多忙を極めていたころ、たまたま時間ができた日曜午前のことです。小学校2年だった次女と買い物に行くとき、「1メートル離れて歩いて」と言われたことがあります。僕の姿は世間から好奇の眼差しで見つめられていたのでした。子供なりに困惑したのでしょう。あれからもう20年が過ぎていきました。(2015/4/8)
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桑田佳祐さんが横田めぐみさんを歌った

2015-04-04 12:13:08 | 日記
拉致被害者家族と首相が約1年ぶりに対面しました。家族会からの要請によるものでした。本音は会いたくなかったのです。北朝鮮とのストックホル厶合意からもう1年が過ぎようとしていますが、成果がないからです。戦略的な間違いをこれからも続けていくのでしょうか。北朝鮮は昨年9月から10月に1回目の報告をする予定でした。4つの分科会はどういう体制で、全土にどのように配置されているかというものでした。もちろん拉致問題の調査にいちばん人員が割かれているということも明らかにしようとしたようです。ところが日本側は「拉致問題の報告がない」として報告を拒否しました。ストックホル厶合意では、随時報告するとあるのですから、1年と期限を区切った報告を淡々と聞いていき、拉致問題の報告を急がせればよかったのです。それで終わるわけではありません。報告を聞き、それを検証していく重大な課題が勝負どころです。このままでは1年を超えた交渉となるでしょう。しかも政府は事実さえ認めませんが、特定失踪者について、北朝鮮に照会リストを提出していません。おそらく政府の方針は「政府認定拉致被害者」の安否確認を最大の目的にしているのでしょう。平壌で昨年10月に行われた日朝交渉では、「これから報告します」という北朝鮮側の発言を多くの記者が聞いています。そこで会場から出されたのですが、じつは「日本人妻」や残留日本人についての報告が行われています。これまた日本政府は認めないのです。昨夜、横田早紀江さんと話をしました。精神的にも肉体的にも限界です。サザン・オールスターズのニューアルバム「葡萄」に横田めぐみさんを歌った「Missing Persons」が入っていることもお伝えしました。(2015/4/4)
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北朝鮮の通告にどう対処するか

2015-04-03 09:28:39 | 日記
〈北朝鮮がこのままでは日朝交渉を続けられないと通告してきたことをどう見るか。「揺さぶり」などといってもはじまらない。原点は昨年5月のストックホルム合意だ。その解釈を変更したのは日本政府だった。「すべての日本人の問題」を解決する時間は約1年。課題ごとに淡々と報告を受ければいい〉。ツイッターにこう書きました。日朝交渉に「異変」が起きたのは、じつは昨年12月でした。日本側と北朝鮮側の連絡が切れたからでした。外務省はその事実を官邸に報告していなかったようです。このままでは日朝交渉が進むかどうか危ういと判断したのでしょう。官邸に報告してしまえば、誤った指示が出てくる可能性さえあります。官僚はそれを拒否することができません。しかし日本側からの働きかけで、1月末には上海で、2月28日、3月1日は大連で水面下の交渉が再開されています。北朝鮮側が複数のルートで接触してきたという報道はあべこべです。リーク報道は事実を歪めます。問題は3月に接触が行われないなかで、こんどの北朝鮮の態度表明が行われたことです。問題を国連に広げたこと、朝鮮総連議長宅の家宅捜索を行ったことを非難していますが、それは「建て前」だと理解しておいたほうがいいでしょう。もちろん日本政府の対応に批判的だというのは、相手の立場に立てば誰でもわかることです。大きな勘違いは圧力を強めれば相手が折れてくるという思考です。日本国内の世論に向けて威勢のいいことを主張していても日朝交渉は進みません。外交とはギブアンドテイクです。拉致問題で強い怒りがあるのは当然です。しかし外交は粘り強く交渉することで自らの目的を少しでも実現していくことです。ツイッターに書いたように、ストックホルム合意を原点に、「日本人妻」。残留日本人、日本人遺骨、拉致問題のそれぞれの課題について報告を受ければいいのです。拉致問題の報告が最初になければ「報告ではない」という立場を取っていれば、いつまで経っても入口から進むことはできません。(2015/4/3)
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