荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

相撲部屋の正月風景/2024年−2

2024年01月06日 | 散文

<荒汐部屋>

明治座前が華やかです。お正月興行の真っ最中です。

 

背後の壁は予告告知です。高島礼子に剛力彩芽に藤原紀香と、こちらも華やかです。

 

その近くに荒汐部屋があります。

 

このスペースは置物が逐次変えられています。師匠は中国出身の元前頭二枚目の蒼国来です。八百長疑惑で日本相撲協会から引退勧告を受けた後、裁判で身の潔白を証明して復帰した力士でした。そんな彼に前親方は部屋を託しました。ガラス張りの稽古部屋にして、外から稽古を見てもらうことにより、プレッシャーを克服する工夫を施すなど旧弊に拘らない師匠です。

 

ここには毛利三兄弟に因んだ、若隆元、若元春、若隆景の三兄弟が居ます。関脇を張って大関に手が届きかけた次男・三男が捲土重来をきっします。長男は三段目です。三兄弟同時関取も見たいです。

 

<立浪部屋>

新春の隅田川です。上空に鷹が飛んでいたら良いけど、飛んでいるのは鳶です。

 

隅田川の近くに立浪部屋は在ります。

 

相撲部屋でも数少なくなった門松が出ています。

 

大関豊昇龍の居る部屋です。日本人横綱を期待している身には悔しいですが、彼も横綱になると思います。なんたって身体能力が抜きん出ています。伯父さんは元横綱朝青龍だもの。大関になったモンゴル出身力士は全員横綱になるというジンクスも生きています。

 

私が初めて見た相撲部屋のラッピング自販機はここです。最初は「千賀ノ浦部屋」名でした。途中「常盤山部屋」の変遷を経て現在に至ります。

自転車の放列は相撲部屋の印です。

<陸奥部屋>

いつもの正月風景です。門松は出しません。大関霧島が連続優勝で横綱を目指す場所です。陸奥親方が4月で定年です。霧島は何としても今場所で決めたいでしょう。そうしたら春場所で、師匠に、彼がなれなかった横綱「霧島」の土俵入りを見て貰えます。部屋付き親方の鶴竜が音羽山親方となって独立しました。稽古に影響するか?

 

先場所の安定感で駆け抜けたい処です。国技館に一番近い部屋です。優勝杯を掲げて、歩いて凱旋したいでしょう。

 

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相撲部屋の正月風景/2024年−1

2024年01月06日 | 散文

暖かい東京のお正月です。日本の正月らしい風景が見たいと思って、相撲部屋を巡り始めてもう20年弱になります。何てったって国技を司る組織ですもの。でも、年々門松が見られなくなりました。

<国技館>

薄ら寒い景色ですが、暖かい東京です。

 

堂々の国技館正門です。左右に門松を配します。

 

来る14日から始まる1月場所は、もう既に切符は売り切れです。相撲人気に翳りはありません。私にすれば、物足りない土俵が続いています。

 

高札も出ました。今場所は霧島の横綱取りの場所です。霧島もそして豊昇龍も、最後は横綱になると思います。大関になったモンゴル出身力士は、全員横綱になるというジンクスがあります。朝青龍、白鵬、日馬富士そして鶴竜に照ノ富士、皆んなそうです。

 

<春日野部屋>

大春日野部屋です。

 

先場所碧山が十両に転落して、56年ぶりに部屋に幕内力士がいなくなって大騒ぎになりました。今場所は復帰したけど、歴史は戻れません。また1年目から再スタートです。可哀想な碧山です。彼は解散した田子ノ浦部屋から移籍しました。彼が来たから記録が伸びたのです。

 

犯人は栃ノ海です。ホントは彼が幕内力士でなくなった時点で歴史は終了した筈でした。引退式は2月4日です。

 

門松は無いけど、相撲部屋らしい正月風景です。

 

<出羽海部屋>

超名門部屋が静かな正月です。御嶽海が大関を張っていた頃は勢いがありました。

 

関取も前頭九枚目の御嶽海だけです。御嶽海の大関復帰はもうムリです。新有望力士出よ!

この話、続きます。

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