荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

宇迦八幡宮の初冬

2024年01月01日 | 散文

石川県新潟県等日本海岸の地震情報を見ています。心配です。東京も揺れました。

一昨日の正月準備風景です。

 

辰年です。

 

ここに軍馬盛敬号の碑があります。小説「坂の上の雲」で、主人公の一人秋山好古が、当時世界最強のコサック騎兵と互角に戦った場面で活躍した軍馬です。

 

その記事はこちら。

深川の蕎麦屋に行く道をちょっと逸れた所に、宇迦八幡宮がある。

前から気になっていたので、何度目か前を通った時に訪問してみた。


境内の隅に大きな石碑がある。

何んだろうと見ると、軍馬の記念碑である。
馬の石碑は初めて見るかも。人間でもこんな大きな石碑を建てられた者は少ない。


この八幡宮とどんな関係があるのか分からない。何か書いてあるだろうと石碑の裏側を覗いて見た。
難しい字を一所懸命読んだ。
見え難い字には、手袋を脱いだ指に唾を付けてこすりながら。

「軍馬盛敬号は元騎兵伍長榊原平三氏の乗馬たり。
同氏は明治二十七八年日露戦役中選ばれて永沼騎兵挺進隊に参加す。
挺進隊は特別任務を帯び敵線内を潜行、遠く敵の背後に侵出。
明治二十八年二月十一日夜、長春南方新開河の鉄橋を爆破し第一の目的を達成し得たるも、大砲二門を有する敵の急追を受け、二月十四日夜張家窪子付近に於いて之を逆襲し月下に格闘戦を開始した。
盛敬号はこの戦闘中鼻頭に大傷を蒙りしも屈せず奮戦中腹部に敵弾を受け遂に斃したり。
軍馬と雖も長期の劇しき行動に堪え困苦欫乏を忍び、能くその任務を全うし君国に盡せる霊を慰むる為、明治四十一年十月有志相謀り碑を御影堂境内に建立せり。
大正十二年九月大震災の際破壊したるに依り、戦役当時の挺進隊長永沼秀文閣下に題字を請い茲に復旧せるものなり」

 

この神社は別の場所で焼失した後ここに再建されたそう。文書も全て焼失した為、詳しい事は何も分からないそうである。

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佃島住吉神社参拝順路

2024年01月01日 | 散文

年末の風景です。「住吉神社参拝順路」の出発地点です。

 

表参道は隅田川からです。徳川家康江戸転封に伴って、大坂から付いてきた漁師の島です。住吉神社を大坂から勧進しました。

 

新旧が共存する町です。

 

参道の正面です。

 

お焚き上げ場です。

 

背景は月島の高層マンション群です。

 

佃小橋から見る風景です。

 

船泊です。ここに住吉神社祭礼の、大幟の柱が埋設されています。

 

佃小橋から聖路加ガーデンタワーがそびえます。

 

春はまだ遠いです。

 

船泊の向こうに住吉神社の本殿裏が見えます。

 

漁師が働いています。

穏やかな風景です。

コメント (2)
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