荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

梅雨の晴れ間の水鏡

2017年06月08日 | 散文
西日に映える水鏡が世田山・笠松山を映しています。

降水量が少ないふるさとは、梅雨入りを待って田植えを始めます。
まもなく早乙女(田植機)の登場です。
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巣立ち間近

2017年06月08日 | 散文
燕は人が住んでいる家に巣造りをします。
天敵から人間に守って貰う生態です。
そのせいか燕が少なくなっています。
商店街の雛が巣立ち間近です。

一番子は巣立つと両親を助けて、続いて生まれる二番子の世話をします。
餌を運ぶ姿は立派な兄さん姉さんです。
燕が来る家には幸せが訪れるとの謂われは、そんな生態にも基づいていると思います。
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救われた言葉

2017年06月08日 | 散文
父が寝込んで数年になりました。
大正生まれの亭主関白らしく身の回りの事が出来ないながら、寡黙に我慢強く生きていました。
二人の妹が婚家の理解の元足繁く実家に通って父の面倒を看ていましたが、それでも家庭を抱えての活動であり、父の満足のいく介護ができないとの葛藤を抱え続けていました。
一方私は時々帰省するだけなので父や妹二人が頑張る姿に後ろめたい思いを抱き続けていました。


父の通夜の席に、遠くに住んでいる7年前に亡くなった母の妹から、喪主である私に弔電が届きました。
高齢になっても私たち甥姪を気に掛けてくれ、母が亡くなってからも妹と連絡を取り合って励まし続けてくれた人です。

定型の弔電文の後に次のような言葉が添えられていました。
「お兄さんお世話になりました。ありがとうございました。」
「あなた達三人はよく頑張りました。」

私達三人は何度もその部分を読み返しました。
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