浅草を自転車でフラフラしていました。
三筋1丁目の交差点です。
マンションの前に何やら木が立っています。
隣に説明板がありました。

あの東京大空襲に遭った電柱です。
打ち込まれた金属のV字は上る為の足場がそのまま残ったもののようです。
皆が触るのでしょうか?
ツルツルです。

戦後70数年間、亡くなった人を想い愛しくて、逃げ回った自身を振り帰り辛かった日々を思い出して、抱くように撫でたのだと思います。
電柱の斜め向かいにお稲荷さんがありました。
初夏の眩しい光の中で、何も言わずに、ただ佇んでいます。