荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

宮島さんの準備をしていました。

2016年06月19日 | 散文
故郷の天神様綱敷天満宮に居ます。
絵馬堂で何かをしています。

処理の進捗状況に応じて分けられた麦わらが並べられています。

気になるので聞いてみたら、「宮島さんの舟を作りよんよ」との返事です。
初めてその作業風景を見ました。
この方は師匠越智さんの教えを受けて、今年初めて、他の家の舟を作るそうです。
なんと、5艇も作るとの事です。


入手し辛くなった少麦わらを確保して、乾燥させて、葉や穂をきれいに取って、長さを調整して等々多くの工程を経て作ります。
今年のお祭り7月20日に向けて昨日から始めたとの事です。

1ヶ月以上も掛けて作るのですね。

綱敷天満宮の敷地内にある厳島神社にも真新しい幟が出ていました。

幟を出す日も麦わら舟を作り始める日も、決まっているのかも知れません。

舟を流す浜に出ました。

静かにその時を待っています。

去年の祭りの様子。
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南光坊

2016年06月19日 | 散文
今治市は僅か12、3万人の人口です。
この人口の地に、6ヶ寺の四国八十八所があります。
信心深い土地柄であると共に、海運を初めとした、お寺を維持できる裕福な土地だったと推測できます。

さて、今治最後、6ヶ寺目の南光坊です。


海岸近くに在るので唯一平坦な場所に鎮座しています。






空襲被害に遭った造船の街です。


山門を入ります。


左右で増長天と、


広目天が迎えてくれます。


本堂を望みます。

歩いて行きます。







お参りします。


本堂から来し方を振り返ります。


山門に向かって歩きます。






山門では多聞天と、


持国天がお見送りしてくれます。


来訪時には気に留めなかったのですが、山門の真下に紐が下がっています。


引っ張ってみたら山門の中の鐘と繋がっていて、「ゴオオオウンン・・・」と鳴りました。

山門ではなく、鐘楼門ですかね。

以上で今治に在る四国八十八ヶ寺の訪問を終えました。
特に清々しくなったりしませんし、これを機会に全八十八ヶ所を巡ろうとも思いません。
・・・不信心者です。
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