荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

ねこ車

2016年02月14日 | 散文
故郷では手押し一輪車の事を「ねこ車」と呼びます。
同様の呼び方をする地方もあるかと思います。

語源は何でしょう?
忙しくて手も借りたい「猫」車?
子供をあやす「寝子」車?
どなたかご存知ないですか?
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一輪車

2016年02月14日 | 散文
生家に帰ると先ず、草取りをします。
放ったらかしだからすぐに雑草が生えます。
今や、雑草の方が多い庭になってしまいました。
昨日、座り込んで抜き取った雑草を一輪車(こちらでは「ねこ車」と言います)に積んで、山すその畑に捨てに行きました。
正確には「もと畑」で、今は柿の木が生えている草地です。
草地に草を捨てに行った次第です。

行く時からタイヤの空気が少なくなっていたのが気になっていました。
帰り道、隣のおばさんに「里芋持って帰り」と声を掛けられので、甘えついでに空気入れを借りました。

生家にはもう、空気入れはありません。
亡くなった母が10年くらい前に自転車に乗らなくなって以降、必要なくなりました。
その自転車は、処分費用が掛かるので、そのまま納屋の入口に放ったらかしです。2台もあります。

おばさんと世間話をしながら、且つ空気の入り具合を確かめながら、手押しの空気入れを押していました。
もう少しだなぁと思った瞬間「プッス―」とタイヤの脇の、傷があったところが裂けました。

こうなると私の手に負えません。
老幼なじみに電話して来てもらいました。
彼曰く、一輪車のタイヤを売っているとのこと。
田舎にはそんな需要があるのですね。
彼の軽トラで田舎仕様のホームセンターへ行って見ると、普通のタイヤだけでなく、チューブレスのタイヤもあります(パンクが多いのですね)。
普通のタイヤが900円、チューブレスが1400円です。
ホイル付きタイヤですから安いです。
タイヤの隣には一輪車を置いています。
生家の一輪車は、荷台の溶接部が錆びて取れて車体に乗っけているだけですし、底板には穴が空いています。

気持ちが動きました。
価格は4000円弱です。

私の相場観からして安いと思いますが、使用頻度との費用対効果で散々悩んだあげく、結局普通のタイヤを買って帰って、自分で付け替えしました。
百姓家ですから工具に事欠きません。

新旧の色の対比が、恥ずかしい位に鮮やかです。

我ながら良く出来たと自画自賛していたら、納屋の奥から同じようにパンクした一輪車が、もう一台出て来ました。

さて、どうしたものか・・・。


取りあえず外してはみたが・・・。
コメント (2)
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