無線室

無線通信、特に受信に関する考察、実験、感想などを‥‥。

周波数帳がiPhoneアプリに

2011-08-27 17:38:41 | 書籍
 今日と明日の2日間、東京・有明の東京ビッグサイトで「ハムフェア2011」が開催されています。ここでは各アマチュア無線機メーカー、受信機メーカー、アンテナメーカー、販売店やクラブなどがブースを出展。日本のアマチュア無線で最大のイベントです。

 その中で、エーオーアールをはじめ、複数のブースに気になるチラシが置いてありました。それによると、『周波数帳』がiPhoneアプリになるというのです。
 今まで持ち運べる周波数データといえば、『ラジオライフ』の毎年2月号に付録する『ラジオライフ手帳』や、毎年8月に発行の『周波数バイブル』くらいしかありませんでした。しかも、できる限り荷物を軽くしたいときには、紙(本)という性質上多少なりともかさばってしまうのです。
 だからといって、周波数データをネットに頼っても総合的なサイトは皆無。意外とネットは使えません。仕方なく、必要なデータを携帯電話のメモ機能に登録したり、スマートフォンでファイル化したりするしかありませんでした。
 ところが、いざそれをやろうとするとデータ量の膨大さで心がくじけてしまいます。iPhone限定ですが、そんな手間を省くアプリが登場することになったようです。

 チラシでは、iPhoneアプリ版にはさまざまな検索機能が用意されています。GPS機能を使い、現在地で受信しうる無線局をジャンルごとに検索できるほか、キーワードやジャンルなど、紙ではなしえなかった検索も実現。単純に周波数順データをデータ化しただけの2011-2012年版CD-ROMに比べても、格段に機能が向上しているようです。
 アプリそのものは無料のようですが、データは全国を6エリアに分けて販売する模様。全国一括購入では2800円を予定しているようです。個人的には、もう少し安くしてもよさそうな気がします。

 秋には登場予定とのことですが、惜しむらくはiPhoneだけになっていること。せっかくなので、Androidにも対応して欲しいという声が多く聞こえそうですね。

【18:06追記】
 その後ネットで検索をかけたところ、iPhoneアプリ開発元であるハンズエイドのニュースリリースが出てきました。詳細は下記リンクをご覧ください。
国内唯一の周波数辞典「周波数帳」が iPhone/iPod touch 用のアプリになります!

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