歳時記俳句・日向ぼこ

小春日にそれからを観た映画館
冬ぬくし越して来た窓南向き
冬の日に過去の重みを厚着せむ

寒暁に筆を走らせ字が冴える
冬晴れに脳裏に浮かぶ北暮らし
冬の街マフィアのドンが行くお店

冬瀧に探偵団を描く絵筆
冬帽子被りて今日は街へ出む
冬籠り星降る夜まで一仕事

暖房の傍でうたた寝するまつ毛
休日はサッシの横で日向ぼこ
寒紅を差して銀翼雲の上

ランチカフェのステーキとツイード柄

今日は、近郊の駅付近のレストラン、米国風ランチカフェ
行って、ステーキを食べて、ヒューガルデンという
ベルギービールを飲んで、専門店街の洋品店で
ツイード・プリントのイージーパンツ買って
帰ってきた。
ランチカフェはきれいだったが、女子に人気の店で、
隣の席でプチ同窓会みたいのが始まってしまって、
やかましくて落ち着かなかった。
ビーフ・ステーキは旨かった。
最初ステーキソースがあるのに気が付かなかったが、
オニオンとガーリックと醤油と油のソースを掛けると
格段に旨くなった。グッジョブである。
ヒューガルデンというビールは、ほんのりフルーツ味で
旨い。私は、ノンアル派だが、ノンアルがないのでこれにした。
専門店街のツイード・プリントのイージーパンツは、
茶色と濃灰色の２色のどちらにするか迷ったが、
２つもは買えないので、濃灰色のツイード・プリントにした。
私は、殆ど外食しないのだが、いい気分転換になった。
千円札が数枚飛んで行った。たまにはいいか。

人並みにランチのカフェで食事してイージーパンツも選んで帰宅

歳時記俳句・底冷え

庭先にひそかに咲けり寒菊や
寒暁にひときわ長き影法師
花の径夢の数だけ冬すみれ

脱サラの農家作りし冬いちご
引き始め鼻風邪ひどく葛湯飲む
走る筆止まらなくなる冬仕事

寒空の薄き水色ただ泣かゆ
早朝に人影まばら底冷えす
神無月休みはありや勤労日

交差点雪の結晶肩に落ち
夜話に出て来る人の暖かさ
柊木を採りて作らむ冬飾り

MY LIFE A GO GO!

早朝、作文を書いている。
十一月は百十枚で休もうと思ったが、毎朝早く目が覚めてしまい、
原稿書くのに丁度いいので、さらに書き足している。
一応第二章は一四〇枚までなので十二月中にそこまで
行きたいと思っている。全体で百六十枚で稿了の予定。
出す先は未定だが、その後も二冊は構想中。
ヒット作がないので、冊数書いて、仕事稼働中。
作文業は楽しくて仕方ない。
今日は一九八十年代半ばのフォークパンク歌手、ビリー・ブラッグ
の初期CD二枚収録盤をブックオフで取り寄せた。（「バック・トゥ・ベーシックス」）
「人のやさしさの牛乳配達夫」「土曜の少年」
「忙しい人は美を買う」など、かつて聞いた曲が
多く入っている。一番好きな曲、「ニューブルネットによろしく」
は入っていなかったが、YouTubeで聞けた。
今は殆どYouTubeで何でも聞けるじゃないか。
ビートルズの新曲？「ナウ＆ゼン」もYouTubeで済ませた。
クラシックでは、クラウディオ・アラウの「ワルトシュタイン」や
「アパッショナータ」、「月光」をアラウ箱で聞いている。
今は、ザ・フーの二枚組ベストを聞いている。

作文を書けるとこまで書き続け一応は疾走中の毎日

歳時記俳句・冬飾り

寒晴れの山系今日も清々し
杜鵑そっぽを向いて冬咲けり
トタン屋根踏み騒がせて寒鴉

店内はパン泥棒のクリスマス
黄金の鐘を囲みて冬飾り
作文を終えて寒暁居眠りす

それぞれの冬着で歩く町の人
冬の街黙々と切る髪工場
パンの耳齧って歩く毛皮かな

横髪のうつむく姿冬の窓
ストーブに悴んだ手や帰り花
寒林を過ぎて部屋着で素に返る