超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

<span itemprop="headline">部屋の無意識と自由律俳句</span>

2018-02-15 18:36:24 | 無題

部屋にも意識的な部分と無意識的な部分がある。
居間は外界への窓があるし、仕事の本が並んでいるので意識の光が及んでいる。
寝室は引き籠る空間、プライベートな空間で、眠って夢を見る場所なので無意識に近い。
トイレも端っこなので無意識に近い。
昨日は恩師の夢を見た。自信を取り戻すために会いに来たと解している。
無意識とはそんなに単純ではないかもしれない。
無意識は未来の現実を含んでいるともいう。
夢のほかに無意識の内容に触れる方法は何か。
言い間違い、ど忘れ、置き忘れなどに無意識が出ると心理学は言う。
その他、私が思うには、冗談、落書き、暇つぶしの検索内容などに無意識が出る。
スピリチュアル的な俗信には心理学のうわべを世俗化した願望が出る。
私はもっと確かな無意識との対話術が知りたいのだ。
ちなみに文系の論説には無意識内容が出る。
むしろ私は無意識内容を適度に論旨に混ぜるようにしている。
そのほうが文章がイメージ豊かで実感が籠った表現になる。
退屈を避けるには無意識の表現を混ぜるのがいい。
それはさておき、自由律俳句を書いておく。
「洋裁店でゾウの子を見る」     「オフィーリアを思い出す写真に釘づけ」
「今年も郵便受けにチョコはなく」  「児童館で借りた本がいちばん役立つ」
「街へ行くときはネパール料理店も探す」「タイで買った仏像と、ムーミン」
「モスグリーンのトレーナーだけ着る」「私のミートテック、には笑った」
「最高気温マイナス3度も慣れる」  「深々と降る日にミシンの音」
「去年の日記に魔物」   「エルダーフラワーのお茶に落ち着く」
「歩道の切れ間でよく滑る」「絵本を朗読して寝る」
「決められた席の隣に移る」「私の歳の母親の写真」「ヤマザキの塩バターパンをまた買う」
深みが出なくても自由律俳句は楽しい。

水槽にじっと沈んで行くように夢を見に行き抜け道を探る



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