超人日記・作文

日々の随筆の合間に、短歌や俳句も登場します。

加藤繁樹著・短歌で旧約聖書を読む

2022-08-17 06:15:05 | 無題
加藤繁樹著「短歌で読む旧約聖書」を久しぶりに手に取った。
同じシリーズで「短歌で読む新約聖書」もある。
以下、加藤繁樹作の旧約短歌である。

七日目に全ての御業治まりて 宇宙の仕組み整いにけり

主の神は男に似合う助け手を あばら骨とり造り給えり

誘惑に負けてこの世の罪を受く アダムとエバは神にそむけり

弟のアベルごろしの魔のカイン エデンの東においやられけり

万物を消し去りしあとをまかすべく 全きノアを主は選びけり

主によらぬバベルの塔のいたけだか 神来たりきて たしなめ散らす

モーセの手 杖をかざせば潮ひきて 海の真中に陸地あらわる

神よりのお告げを受けて山を下り モーセは民にしらしめにけり

というふうに、旧約聖書の要所要所を加藤繁樹氏は短歌で詠んでいる。
結構、感動的なので、「短歌で読む新約聖書」とともに、愛読している。
もっと評価されていい、壮大な仕事である。

主の神は天地創造なしおえてエデンの園に人を憩わせ(私の作)
コメント (2)
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