見舞いの帰りに街に出てフェドセーエフのグラズノフ全集入手。
正直言ってライヴ感ないが、感動的な名演奏。
スタジオ録音と大差ないという評判。同一音源とさえ言われている。
だが豊かな感動を約束してくれる。
フェドセーエフのチャイコフスキーの新録はばらではほぼ出そろっているが
廉価盤全集化が待ち望まれる。
最近ロシアづいていて、ロジェストヴェンスキーのチャイコフスキー全集を
取り寄せて聞いている。
評判は大人しいと言われているがロシア的郷愁、喧噪、情感にあふれた名全集である。
ロジェストヴェンスキーのチャイコフスキーの現行盤は二種類ある。
ひとつは本家メロディア盤でチャイコフスキーが椅子に座った白黒の正装の肖像写真を中央に載せた
黒い大判ボックス。
もうひとつはヴェネツィア盤で聖衣を羽織ったチャイコフスキーのセピア色の写真を左側に載せたコンパクトなボックス。こちらのほうが1812年とかくるみ割り人形とかおまけが多い。
私のはヴェネツィア盤だがロシア的風情を十二分に伝える名全集。
昨日は見舞いに行き帰ってモツレク、ブルックナー九番、五番を聞く。
ロジェヴェンはブルックナー全集とショスタコーヴィッチ全集持ってるが
どれも管楽器が咆哮しむせび泣く名演で気に入っている。
それにしてもフェドセーエフは素晴らしい。
ブラームスライヴもベートーヴェンライヴも臨場感があって良かった。
繰り返すがチャイコの全集を出してほしい。
旧録のスタジオ録音も面白いが新録を廉価で聞きたいのだ。
ジャック・デリダの新刊読みたいのだが図書館で三か月待ち。
父は最近数値がいいようで、すぐに不帰ということではないらしい。
俺はお前の陽射しになりたいけど俺にはもう時間がないんだよ、と
父が言っている気がする。
地に花が毎年春に咲くように陽射しになろう春が来るから