超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

<span itemprop="headline">残された絵は、命溌剌</span>

2012-09-01 22:20:36 | 無題

故畑中純さんの展覧会を調布のギャラリーみるめで見る。
行く途中大雨が一時的に降った。母と大学の先生と編集者さんと待ち合わせて行く。
コンビニと豆屋さんの間を曲がるとみるめに着く。
真由美夫人、次女さん、長男さんに会い挨拶する。
たづくり会館で97年に展覧会をしたときの特大の良太の鬼の絵が圧巻。
女性美の世界、任侠の世界、命の溌剌をあらわした作品群がずらりと並ぶ。
雑誌ジュノンに若かりし日の畑中家のインタビューが載っていて、輝いていた。
みるめの2階で珈琲を飲んで歓談する。雑誌に載った父の書庫の絵の話をすると、編集者さんがその本を持ってきていた。私の父が銅版画を習うとき同行したら銅版画のモデルにされたという。
畑中純さんはもう来年のカレンダーにサインを済ませていて、そのあと逝去したので貴重品である。
帰りに道沿いの蕎麦屋さんに入った。天ざると釜揚げうどんを食べて帰る。
100円ショップに寄って空CDプラケースを買う。
中古CD店で買った未開封品がえてして箱にひびが入っているので取り替えた。
夜、「15分で読めるダ・ヴィンチコードの真実の裏側50」という本を三時間かけて読む。
ダ・ヴィンチコードのネタ本「レンヌ・ル・シャトーの謎」をはじめ聖書のゴシップ本が絶えないなか、一貫してゴシップを批判している。まじめなゴシップ批判の本だった。
最近、百瀬明治のPHP文庫の「出口王仁三郎」という評伝も読み終えた。
「巨人出口王仁三郎」のほうが砕けていてよりユーモアがありリアルで面白いが、百瀬明治の本は割と客観的で事実が整理されている。
出口王仁三郎は何十冊も神霊体験を口述筆記させていて物凄い発信力だった。
飄々とした人柄でまさに巨人である。
そういえば前にみるめで畑中純さんに会ったとき、出口王仁三郎の末裔と会って話したと語ってくれた。
思い返せば、ふしぎな縁である。

時空越え旅した巨人語り合い残された絵は命溌剌



コメント
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