超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

<span itemprop="headline">飯守泰次郎指揮の第九に行く</span>

2011-12-11 17:41:46 | 無題

府中の森芸術劇場で飯守泰次郎指揮のベートーヴェンの第九を聞きに行く。
前の日オーマンディのベートーヴェン交響曲全集で第九の予習をしてきた。
午後二時開演だが、一時20分に着くと全席自由席なので三〇〇人ぐらい行列ができていた。
だが入場すると前の方は空いているという。
前から二列目の真ん中よりやや左に座った。
二時数分過ぎて指揮者の飯守泰次郎氏が入場すると割れんばかりの拍手。会場は満席。
私の席からは飯守さんの表情までよく見える。
まず、序曲エグモントを演奏。お手並み拝見。
序曲が終わって飯守さんが再び登場。第九始まる。
飯守さんは確かベーレンライター版を得意とするという話だが、今回はそんなに早くない。
バイオリンが真ん中で別れて右左がちゃんと違って聞こえて、生のステレオ感覚を味わえた。
飯守さんの指揮はここ、ほら、そこだっ!と掛け声が聞こえてきそうな気合の入った指揮ぶり。
実際、飯守さんの唸り声が何回か聞き取れた。気合の入った第一楽章、第二楽章に続き、うっとりとする第三楽章も無事終え、怒涛の第四楽章。
西高生がだいぶ合唱に入っているせいか高音もきれいに聞き取れる。
合唱指導の大久保正義氏のお陰で合唱も問題なく聞けた。
フィナーレが終わり、盛大な拍手。
飯守さんも満足そうな表情で答えていた。
やはり生演奏の第九は迫力がある。
いつもはCDで第九を聞いているが、この音はこうやってそこから出すのかという発見があり、
たまには生演奏もいいものだと改めて思った。
市民皆で作り上げた手作りの第九もなかなかのものだ。
暖かい気持ちで師走の列車に揺られて家路についた。

手作りの静かな第九聞き終えて師走の列車走る家路へ 



コメント
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