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超人日記・俳句

俳句を中心に、短歌や随筆も登場します。

#俳句・川柳ブログ 

徒然俳句・青すみれ

2025-02-11 00:03:22 | 自作俳句
食玩をいじると春の愁いなし
シューベルト初期もまた好し春の朝
春日や気まま仕事に急かされて

久々に兄と会う日や亡父の忌
春風やバンベルグ響渋く鳴る
ムーミンのカップに湯気や春の雲

マスターがランチに迷う春喫茶
突然に喋るスマホを春直す
産直のほうれん草や自信作

春晴れや乾燥肌に化粧水
近隣の隠居が植えた青すみれ
卒業が近づくと咲く沈丁花
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徒然俳句・木の芽晴れ

2025-02-10 00:03:04 | 自作俳句
動かない程ゆっくりな春の雲
春の午後ずんだ豆パンほの甘し
店頭で色とりどりのビオラかな

旬なのに敷居が高き苺の値
春光に食玩二つ二百円
なき父の十三回忌木の芽晴れ

セキレイがよちよち歩く団地前
ヒヨドリや高い枝から眼が光る
春の実を貪り食らう鳥の群れ

小惑星十二年後に落ちる春
公民館カイロを配る春バザー
地元にも活気が戻る鮎まつり
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徒然俳句・無花果パン

2025-02-09 00:03:19 | 自作俳句
山雀が春の茂みで遊びけり
チューリップ漸く出会う春の顔
庭先にスノードロップ二輪咲く

団地脇菜の花たちが背比べ
ノアフィグの無花果パンを食べる指
膨らんた春の木の芽がはち切れん

春光が漸く戻り服軽し
風光り自転車乗りが上手い人
早春の山を登りて一望す

春先の雪の景色を懐かしむ
凍て返る川にアオサギ一人きり
春バザーパステル色のタオルかな
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徒然俳句・梅八分

2025-02-08 00:03:11 | 自作俳句
久々に春の日差しも暖かや
用足しに春色のバス街へ出る
見慣れない派手な男や春うらら

駐車場やや枯れ気味の菜の花や
春の朝無人販売野菜来ず
特売の春の蜜柑や大袋

三学期さぼりて眠る学児童
梅二本陽当りがよく八分咲き
日曜に開くお店の春咖喱

北窓を開ければ眩し春の朝
品切れのターメリックを春に買う
春暁に寝惚けまなこで仕事する
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徒然俳句・春障子

2025-02-07 00:03:02 | 自作俳句
余寒では済まない様な寒気団
春曙光次第に部屋が呼吸する
ヒーターをいまだに出して春ぬくし

春の暮れ魚肉のハムを齧りけり
春光に日焼け止めにはまだ早し
春の雲緊張感を和らげる

凍て解けでぬかりし道に足を置く
凍て返り繰り返しつつ北の春
水温む顔を洗いて目が覚める

牧開き乗馬倶楽部の牝馬の眼
北窓を開いて春の風光る
春障子眠いまなこに好い光り
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