人間には欲があって当然ですが、欲をコントロールできるのも人間だけみたいなので、このコントロール力が重要だったりするのでは、と考えています。
お金持ちになりたい、モテたい、有名になりたい、偉くなりたい、良い車に乗りたい、豪華な家に住みたい、と思うことはモチベーションにもなるので良いのですが、このような種類の欲が前のめりになると、一番大切な「幸せになりたい」という欲が果たせなくなることが多いように思います。
欲を満たすには欲に応じたお金が必要で、お金を生み出すには努力が必要、努力の結果得たお金で賄えるだけの欲で満足できるようにコントロールできるかどうか、が大事なんだと思います。
企業として考えると目標はある程度高く設定した方が良いのは当然ですが、欲の少ない人に過度の努力を強要することは難しいことです。
欲がないのにする努力は辛いだけのものになってしまいます。
そう考えると、経営者として大切なことは、スタッフが持つ欲の種類や大きさを感じ取れること、欲に応じた負荷をコントロールできること、それぞれが持つ欲を実現できる可能性を感じさせられること、ということになりそうです。
人によってはお金や名誉より、遣り甲斐を大切にする場合もあるので、一つの物差しで人を図ることは困難ということになります。
個人的にも会社的にもまだまだダメなことが多いので、改善、進歩の可能性を秘めていると考えて進んで行きたいと思います。
写真は九州の小浜温泉、オバマ大統領とは無関係だと思います。