家と人、自分や仕事について

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羽田空港での宿泊

2011年03月17日 | その他

タクシー乗り場に並ぶ長蛇の列にしばし唖然としていたのですが、何時間か待てばタクシーも空くだろうと、空港の食堂で牛タン定食とビールを飲みながら(のんきですが、このときしっかりと食事を取っていて正解でした。)2時間ほど時間をつぶし、改めてタクシー乗り場に向かったところ、タクシー乗り場の列は更に延びていて、沖縄帰りで軽装の私は東京の寒空に耐えられそうもありませんでした。(仮にこのとき無理をしてタクシーにのったとしても、渋滞でとても上野までは行けなかったと思います。)

 

タクシーを諦め、またトイレで携帯に充電をしながら、上野のホテルをキャンセルして、空港から送迎があるホテルや徒歩で行ける範囲のホテルを検索したのですが、取れませんでした。

 

東京の知人に連絡を取ろうと公衆電話を探したのですが(携帯はインターネット以外不通です)、どの電話も長蛇の列で、つながるかどうかわからない電話に並ぶのもどうかと思い、空港からの脱出は諦めることにしました。

 

少々疲れ、とにかく座りたいと思い、第二ターミナルビルチェックインカウンターの上階にあるラウンジにもぐりこみ、運良く席とコンセントを確保して一息入れることができました。

 

その後、ラウンジの座席に一つずつ付いているコンセントのありがたみを感じながら、携帯でいろいろと検索したのですが、インターネットは途切れ途切れで、メールや通話は相変わらず不通です。

 

この間も余震が何度も起きていました。

 

その時、携帯にワンセグ機能(テレビを見る機能)がついていることを思い出して映してみると・・・悪夢のような被害状況に呆然です。

 

しばらくするとチェックインカウンターの前で毛布が配られていましたが、取りに行く気力もなく(通路や足元にも人が寝ていてあまり動けませんでした・・)そのまま呆然と椅子に座りながら夜を過ごしました。

 

ウトウトとしてきた朝方4時過ぎ、激しい警告音に飛び起きました。

 

「大きな地震がきます!身構えてください!」という内容の放送。

 

そして私の携帯はもちろん空港にいる皆さんの携帯からもけたたましい警戒音が鳴り響きました。

 

携帯に、放送と同じようなことが書いていました。

 

特に大きな余震も来なかったのですが、その警戒音は何度も発生して、とても寝ていられません。

 

ただ、今考えると温かい屋根のある場所で過ごせただけありがたいことです。

 

また後日残りの部分を書きます。

 

写真は工事中だった首里城です。

 

温暖な沖縄にいたことがもう随分と昔のように感じています。


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