昔、お葬式って酷だな・・と思っていました。
近親者が亡くなり悲しくつらい時なのに、たくさんの人をお招きして気を使う・・・これ、大変です。
戒名は?会場は?費用は?お手伝いは?告知は?花の位置は?などなど、喪主にはやることが満載です。
でも、お葬式を体験するとわかるのですが、バタバタと忙しくて悲しんでいる暇がないのです。
これは、もしかして、悲しむ暇をなくして立ち直りを促すには良いことなのかな、と考えを改めました。
亡くなった人の為に、残された人が苦労してお葬式を上げている、と思っていた時は「故人はそれを望んでいたのか・・」と、違和感をもっていたのですが、残った人の悲しみを薄める時間だと考えれば、それはそれでなかなか良いことのような気がします。
文化として残ってきたものには何かしら深い意味があります。
今更ですがいろいろなことを一つ一つ、自分なりに理解して行きたいと思います。