家と人、自分や仕事について

仕事で訪れる各地のこと、家のこと、自分の考え方など、出来る限り発信して行くつもりです。

街の人に愛される街医者になりましょ

2009年03月27日 | 考え方
私たちの会社は地域の工務店さんをサポートする仕事を行っていますが、自身も工務店を行っています。その関係で、いつも、いつも「工務店は何を求めているのか?」「お施主さんはどのような工務店を求めているのか?」「工務店はどのようになっていくべきなのか?」ということを考えています。その中で出てきた1つの答えが「街の人に愛される街医者のような工務店になる」ということでした。

最近人気のある街医者を観察していると「腕が良い」「愛想がよい」「病院が清潔」「混んでいる割に待たせない」「内容に無駄がない(安い)」「専門外のことでも親身に相談に乗ってくれる」という条件がそろっています。昔は多少愛想がなくても腕がよければそれなりに混んでいましたが、最近はハッキリとお客さんの数に差がついているように見えます。

これは工務店にも言えることで、良い仕事をすることは当然で「良いサービス」「清潔な現場、会社やスタッフ」「建物の価値が値段の割りに高い(満足度が高い)」「家を建てるだけでなく、家を建てるために必要な様々な情報を知っている」などが必要です。

「体のことなら○○先生に相談しよう」言われるのと同じように「住宅のことなら○○工務店に相談しよう」と言っていただけることがベストです。病院や工務店は、大きくなりすぎても街の人の声が聞こえなくなってしまいます。工務店は地域に密着して、季節によって変わる風向きや、日射量、雨や雪、台風の強さ、土地のこと・・・地元をすでに知り尽くしています。小さな工務店はこの時点ですでにハウスメーカーさんなどに比べて有利なんだと思うんです。

私のいる会社が「街の人に愛される工務店」になり、全国でファースを取り扱ってくださっている工務店さんも同じようになっていただくことが私たちの仕事です。まだまだ足りないことも多いですが、努力を続けて行きます。

写真は自宅前の道路ですが、今朝の北斗市は少し路面が凍っていました。まだまだ花見は先のようです。