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唐人町商店街周辺、福岡地域史講座

2010-01-30 20:24:54 | 郷土史

午前中、自転車で唐人町商店街の周辺をぶらついた。

まず最初にお伺いしたのが、小春姫大明神。
小春姫大明神は、江戸時代に田代家で粗相のあった女中で、主人に成敗されたがその後怨霊として祟りがあったため祀られた神様。
江戸時代の田代家...この場所は、何と現在弊所があるシャンボール大名なのだ。
小春姫大明神は、以前は大名で祀られていたが、お世話されている方の転居に伴い南大橋へ。
そして15年ほど前に現在地の荒戸に遷った、という経緯がある。
今日は、お世話をされている井上様にいろいろとお話しを聞くことができた。
井上様、有難うございました。

次に唐人町商店街付近の八橋稲荷神社に。
江戸時代の福岡藩には、修猷館と甘棠館の2つの藩校があったことで有名だが、この甘棠館(西学問所)跡とされる場所の隣が八橋稲荷神社だ。
稲荷神社といえば初午。
今年の初午は2月1日だから、八橋神社世話人の唐人町中年会の皆様が祭祀の準備をされていた。
日頃は由来記等も倉庫にしまっているようだが、今日は中年会の皆様のおかげで見せてもらうことができた。
中年会の皆様、有難うございました。

それから黒門飴に。
明治末期から続く手作りの飴。
以前から気になっていたが、今日初めて購入した。
黒門飴には普通の飴と、黒糖入りの飴との2種類がある。
とても気さくな女性が店を守っており、いろいろとお話しをお聞きすることができた。
板谷さん、有難うございました。

午後からは、福岡地域史講座に出席(赤坂の中央市民センター)。
今日のテーマは『幕末維新 黒田長溥と徳川慶勝~近代化に果たした役割~』。
講師は、岩下哲典先生(明海大学ホスピタリティ・ツーリズム学部教授、歴史学博士)。

福岡地方史の講師に関東から先生が招かれるのは珍しい。
幕末の黒船来航(ペリー来航)あたりの研究をされていて、黒田長溥がクローズアップされたようだ。
黒田長溥は、幕末の福岡藩主。
開明的で聡明な性質で、蘭僻大名とも呼ばれた。
徳川慶勝は尾張藩主。
第一次征長軍の総督を務めた大名だ。
小職は、この2人がイメージとして結びつかなかったが、もともとの性質的なところが似ていたようだ。

黒田長溥というと、地元の郷土史研究家としてはどうしても乙丑の獄を連想してしまう。
ということで、そのまま自転車で加藤司書の下屋敷跡まで漕いでみた。
ついでといったら失礼だが、隣といってもいいような場所に鎮座する桜ヶ峯神社に久しぶりに参拝。
このあたりは、近くに月形洗蔵居宅跡、野村望東尼生誕地、喜多岡雄平居宅など、乙丑の獄で罪を問われた関係のある場所が多い。
今は何も標識すらないが、福岡城堀前の加藤司書屋敷跡の場所を自転車で通過。
途中、赤坂稲荷神社が鎮座するマンションの管理人さんがいないか覗いみたがいなかった。

これで1日は終わらない。
17時には事務所に出勤。
それから現在に至っている。


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