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福岡髭爺の今日も絶好調!!

労働法、神社、郷土史、グルメ、他
※記載事項について、一切責任を負いません。

乙丑の獄:月形洗蔵

2012-10-23 23:45:13 | 歴史

24.10.23

幕末福岡藩の勤王党のリーダー、月形洗蔵の命日。
慶応元年(1865)10月23日、いわゆる乙丑の獄、枡木屋獄の浜で、15人が斬首刑に処せられた。

月形洗蔵、海津幸一、高取養巴、伊藤清兵衛、伊丹真一郎、安田喜八郎、江上栄之進、中村哲蔵、佐座謙三郎、森勤作、大神壱岐、今中祐十郎、今中作兵衛、瀬口三兵衛、筑紫衛の15人。

わずか2年後の慶応三年(1867)10月14日は、大政奉還となる。
福岡藩は惜しまれる人材を失った。

薩長連合の礎を築いた中心人物は、月形洗蔵と早川養敬だ。
早川養敬は、同日宅牢を言い渡され、生きて明治維新を迎える。
明治新政府では、福岡藩における極めて稀有な勤王派として出世する。

なお、2日後の25日は、加藤司書、斎藤五六郎、衣斐茂記、建部武彦が切腹を申し渡される。
この日、野村望東尼は姫島へ流罪牢居を言い渡された。

藩論転覆により、あまりにも苛酷な刑となった。

147年前の出来事だが、当時の勤王諸烈士は命がけで国を憂い、理不尽に命を失った。

彼らが今の日本人を見たら、何と思うだろうか。


維新志士の遺文を読む講座

2012-02-20 00:08:02 | 歴史

山口宗之先生の維新志士の遺文を読む講座、残すこところ今月と来月の2回だけ。
昭和3年のお生まれで、今年満84歳になられる。
目も耳も異常なく、お元気な様子で有り難い。
今回は、山口先生のご許可をいただき、写真を撮影させていただいた。
優しさあふれるご尊顔だ。
Photo_4

橋本左内の遺文が続いているが、当時20代の者が書いたとは思えないようなしっかりとした信念が伝わってくる。
このような優秀な人材も、井伊直弼の安政の大獄で理不尽にも処刑されてしまったことは、当時幕府が末期的状況だったことを物語る。
しかし、橋本左内のような優秀な若者を輩出した時代背景は、明治維新の原動力となる多くの若者をも育んでいた。
ところで現代日本、次世代を担う若者たち、大丈夫だろうか。

最後に、山口先生とツーショット。
Tusyo
山口先生は、インターネットを全くご使用ならない。
何か入力される際は、ご子息に依頼されるという。
ご子息といっても、小職よりも年長だ。
今からも、たくさんの文章を書いていただきたい。


九州古代史の会新年会

2012-01-08 21:23:06 | 歴史

24.1.8

九州古代史の会の本年最初の例会に出席。
佛教大学の黄當時先生が講師で、京都からお越しいただいた。
テーマは、『金印「漢委奴國王」の読みと意味について』。
志賀島出土の国宝金印の読み方や意味に諸説あるが、黄先生の考え方を学んだ。
特に「奴」の読み方、意味について、非常に勉強になった。
終了後、新年会に参加。
2418

会場は、天神の平和楼。
九州古代史の会には、昨年2月からだからちょうど1年になるが、当然新年会は初参加。
例会の熱気や参加者の発言等で既に感じていたが、かなり本格的に研究されている方が多い。
実に素晴らしい会だ。
小職は、神社が好きで、九州古代史の会が日本書紀をテーマに研究を進めることを知ったため入会した。
古代史は嫌いではない。
しかし、邪馬台国の話等は聞いていて面白いが、自ら研究しようという対象ではない。
あくまでも日本書紀研究を通して八百万の神々について少しでも知りたいことが動機。
実際、神々について詳しい方がいらっしゃるし、いろいろなことを楽しく学べる場となっている。

新年会終了後、コーヒーを1杯。
7人が残っていたが、いろんな歴史の話が聞けて楽しかった。

昨年は神社研究があまりすすんでいなかったので、今年はもっと力を入れたい。


明治天皇

2011-11-03 23:43:04 | 歴史

23.11.3

本日、明治天皇御誕生日。
明治時代の天長節、昭和に入ってから明治節という日本の伝統の祭日を、戦後GHQの指令で廃止されてしまった。
しかし、GHQがわずか2週間くらいで作成した憲法が交付された日であることから、戦後は文化の日として祝日になった。

しかしGHQは酷い。
東京裁判の起訴は、昭和天皇誕生日の4月29日。
A級戦犯とされた7名の絞首刑を執行したのが、今上天皇陛下誕生日の12月23日。
そして戦後日本を根本的におかしくした根源である日本国憲法の公布が明治天皇誕生日の11月3日。
ここまで嫌がらせをされて黙っていなければならなかった当時の「敗戦国民」としての日本人は、心からつらかったことであろう。


橋本左内

2011-08-21 23:37:59 | 歴史

山口宗之先生の維新史士講座を受講。
現在は、橋本左内シリーズだ。

橋本左内が15歳くらいのときに執筆した『啓発録』は、戦前は教科書にも載っていたらしい。
・去稚心
・振気
・立志
・勉学
・択交友

昔の偉人は、本当にしっかりしている。
一所懸命、真剣に生きたことが伝わってくる。
現代の日本人の多くの者が失ってしまったが、何事にも真剣に向き合うことが、本当の日本人の姿のように思えてならない。

山口先生、今月満83歳のお誕生日を迎えられたとのこと。
お元気でいらっしゃることが何よりだ。