バレーボールというスポーツは多くの人数が集まらないと楽しめないスポーツで、チームを作ることからして大きな困難に突き当たります。これを仕事も年齢も生活環境も異なる人たちが「合同練習する」ようにしたら人集めが楽になる、という発想で始めたのがむかしの「金曜バレー」。練習ではなくてゲームを楽しむことが基本です。場所と時間と曜日をできるだけ固定して、安い費用でだれでも参加できる、というものでした。このアイデアは今もまだ新鮮でアマスポ活動の根本方針になっています。
さてそのバレーですが、ここ数年アマスポバレーの加盟チームも減る傾向にあります。もっとも借りられる体育館も減りつつあるので運営には支障はありませんが、やはりメンバー確保が難しい、ということです。しかしなぜバレーメンバーが増えないのか?と考えれば、そのひとつにバレーが楽しいこと、が不可欠要素でしょう。バレーボールそのものは楽しいスポーツであっても、その日の練習や試合に人が集まらなければ楽しくはなりません。なかなかうまくなれない(勝てない!)のも楽しくならない大きなマイナス要素です。これらを総合して楽しいバレーになれば人も寄って来るのではないでしょうか?
バレーの面白さは何と言ってもゲームをすることです。レシーブやアタック練習は必要ではあっても楽しくはないでしょう。やはりゲームをして遊ぶ、というのが最高です。それをするにはやはりまず人数・・・。ゲームをするにしても面白いのはゼンエイで、トス・アタック・ブロックをすること。前衛はレシーバーが拾ったボールを好きなように使えるポジションだから楽しいのです。(国民から集めた税金を好きなように使えるお役所のようなもの?)
いまアマスポバレーでは「V4(4人バレー)」というのを試みています。ソフトバレーというのがありますが、それをボールだけ普通の4号球でするのです。ゲームをしながら前衛、後衛をローテーションしながらたっぷり経験できます。何よりも魅力的なのはバレーなどしたことない、という人でもヘラヘラニコニコしながらコートに入り、動かないでもボールに触れて、手も痛くない。これを繰り返すのですから少しずつうまくなれます。その証拠にアマスポレディースで4人バレーをしてうまくなり、ほとんどの人がスカウトされて9人バレーにいきました。(レディースバレーのお客さんは減ってしまいましたけど・・・)
4人バレーの基本は基礎練習よりゲーム練習、理論より実践です。初心者、初級者の皆さん来て下さい。お待ちしています。