東京・ウサギSATELLITES

兎についてきた人だけが迷い込む不思議な衛星

アニメージュとジブリ展3

2023-03-08 | 長い散歩

※イベントは終了しております

※諸々内容を含んでいるので該当の映画作品など観たことがない方はご注意ください

 

 

終盤の広い展示スペースには、前記事で書いたナウシカ関連の他にラピュタをはじめとした幾つかの模型と、レイアウト(画面構成)などによる作品紹介がありました。

 

 

ラピュタの模型

天空の城ラピュタは一番好きなジブリ作品です。数えきれないほど見ました

 

二人を乗せた凧があるのも素敵

 

あの地平線、輝くのは〜♪「君をのせて」のメロディや歌声もさることながら宮崎駿氏の綴る歌詞がまた素晴らしいのですよね……

 

崩れた裏側も再現されていましたよ

撮ってる時には気付かなかったけれど、ライティングが良い感じ

 

大樹のディテールの素晴らしさ

こうしてみると、まるで自分が本当にラピュタを見ているよう─

 

 

園丁ロボットがいないか探す&見えず

(Maxell様の公式SNSにて地面の上もよく再現されていることが確認できました)

建物の中から外が透けて見えるあの仕組みも気になるところ。しかも不可能と思えたそんな技術も、現在はむしろ既にあるんじゃないか?と思わせるのが不思議というかなんというか。未来に来ましたね。。

 

 

映画での、根を蹴ってラピュタから離れ行く二人の表情を正面から映す技法?演出?も素晴らしいなと思います。多分あれがパズーがラピュタに触れた最後になるのだろうと考えると泣けてもくるというか、、父親がほんの一瞬フィルムに収めた存在に息子がたどり着くというのは、ほんと浪漫ですよ。。。

 

 

根によって守られた巨大な飛行石の輝き

良い色だ…

ポムじいさんが石をキンと割って、僅かに飛行石成分が波打つシーンも印象的でした。それにしても結晶化ってどうやるのだろう?

 

模型を堪能していると、付近に飛行石の力によって坑道へと降りていく二人のレイアウトがあることに気づきました。物語が紡ぎ出される工程を更に身近に感じられるようで胸が熱くなりましたね。

 

…ちなみに余談ですが、当時ラピュタは興行成績が振るわなかったそうで、そして実は私も観ておりません。非常に後悔していることの1つです。なんというか、、ナウシカが素晴らしくて二番煎じと捉えてしまったのですよね(このバカちんが←)ナウシカをこえる〜もしくは同様の感動を与えてくれる作品など現れるはずがないと思ってしまって…全然現れましたよね、ええ。

 

 

会場にはラピュタの前に制作されたという貴重な模型も

ワンダーシップ号

MaxellのCMで登場したとのこと。保存状態の素晴らしさ。こうしてみるとドローンに通ずる部分もあるような…独特でかっこいいデザイン。

 

終盤のこのスペースは模型や資料などとても見ごたえのある空間でした。が、ここでも敢えて。

同じ場所に魔女の宅急便関連の複製原画などもありました。私は、この複製原画に関して複座な気持ちを抱いておりまして、、

というのも以前、ジブリ美術館で素晴らしい背景画を見つけて喜んでいたら複製だったことがあったんですね。そのあまりのクオリティの高さに本物と勘違いして気持が昂ぶっていたこともあり、違ったと知って気落ちしました。

例えば原画もしくは原本(というのかな?)が経年劣化もしくは喪失された場合でも、どのような内容だったか知ることができるのは大切なことだと思います。ケースを通さず見られる利点や製作過程を知ることもできますし、方法によっては技術の継承など他にも大きな意味があるのかもしれません。でも、せめて時間を作り足を運んだこうした特別なイベントでは元を見せてほしいかなと。

とはいえ、色々違いはあれど別ジャンルで“写し”なる存在もあったりしますし、“複製”という存在は他にもよく見かけるので己の価値観含め考える必要もありそうです。

 

 

素晴らしい作品を次々と生み出してきた日本アニメの凄さを感じる並び

 

 

こうして“紙”という状態で展示されている姿を見ると、ネット社会になるにつれ、画面の向こうにばかり情報が集まっていくことについても考えてしまうわけで(単純に楽しめない我)

 

 

でも素敵な存在は紙だろうが電子の海の中だろうが人々の心に某かの影響を与えるのは確かなはずだ!(心の叫び)

 

 

あれこれ考えているうちに、いよいよ展示も最後

 

色々と大活躍のフラップター(乗りたい&乗りたい)

この大きな表紙はトトロと魔女の宅急便もありましたが集中力がきれて上手く撮れず…ぇ

 

 

いきいきと描かれた印象的な猫バス

 

 

そして─

 

新作情報きましたっ

ここでも正直に(とにかく正直に)述べると、タイトルがなんというか、、あまり納得できなかったというか、知っている言葉ではなく何かもっとファンタジックな響きを期待していました勝手に。でもこの絵は魅力的。そしてきっとこのタイトルも、観ればジブリの新作として心に残るのだろうと思います。

もちろん内容についても気になるところで、日本的要素を含んでいるのかな?と想像しました。が、ちらほら得た情報(噂に近い)によると西洋的冒険もののようでもあり、なんにしても楽しみです(時計塔出るかしら?あと縦展開も観たい)。

 

さてさて

かなり的を絞って見ていきましたがそれでも体力的に結構きました。でも心は充実。アニメージュに関する数多くの興味深い展示と共に、今回のイベントの見せ場の1つともいえる模型の展示では、ナウシカとラピュタの世界をよりリアルに感じることができたようにも思います。企画に参加された全ての関係者様に感謝。

 

観賞後には会場を出て繋がっていた物販コーナーにて運命的な出会いを果たし(ナウシカの耳飾りを発見したのですよ)、コラボカフェで一息ついて帰…の前に、とある連動アプリ企画にも参加しました。3で書くつもりが長くなったのでそれについてはまた次回。

 

つづく

 

 

 

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