アマオケ活動記ブログ版

所属しているアマオケ(群馬シティフィル)での活動を中心に演奏会案内や練習状況など零します。

義母入院

2014年09月06日 | Weblog
夫の母と同居してるのですが、今年齢90にして内臓も丈夫で、頭もしっかりしててなんでも自分で出来るので有難いのでした。今まで入院したのは、膝を悪くしてその手術のためくらい。
それも頑張ってリハビリして、すぐ杖なしに歩けるように回復してくれたし、その後も随分長いこと近くのスイミングスクールに通ってくれて泳げないけどプールを歩くというのを続けてくれてました。
ただ、この義母は無類のお風呂好きで、その風呂が鬼門。
スイミングのお風呂でざぶざぶお湯を使って入るのが大好きなのはまあいいんだけど、ちょっと風邪気味でも行っちゃって、浸かってる内に貧血起こして倒れたことがなんと3回!その度にスクールの方にご迷惑を掛けたりしたので、去年やってしまった3回目でもう年も年だから止めましょう、ということでスイミングを止めて貰いました。三度ともたまたま他の人がいたり、後で入って来たりしてくれたお陰で助かっただけで、お風呂はスクールの職員が見てるわけではないので(当たり前だ)、一人で入って倒れてもし発見が遅れたら死んでいてもおかしくない。

逆にいえば今まで義母はそれ以外は特に入院騒ぎになったことはなかった。
ただここ4、5年皮膚の痒みは訴えていて、一ヶ月に一度皮膚の薬を貰いに行って塗ってはいたのだけど、この夏になって状態が激化。それまで見た目にはさほどひどくなかったのが、全身に湿疹が出来たかと思うと一ヶ月の間に赤くなってひどい様に。
しかも明らかに薬を塗ったことで悪くなっている。近所に内科の医者が出来てそこには自力で行けるもんだから皮膚科に処方してもらった薬を処方してもらって入手しやすくなったらガンガン塗ってしまったらしい。一ヶ月分を10日で塗ったペース。塗れば塗るほど悪化してるのに本人痒いものだから;しかもその内科以外に知人に皮膚科にまた別に連れて行ってもらってそこでも処方;
で、気がつくと足とか腫れてる。調べるとステロイドの副作用が出ているのだった。薬を取り上げて塗るのを中止させて、職場の人にほかにいい皮膚科はないか相談したら職場近くの医院が評判がいいというので調べたらなんとそこは二週間待ち!!でもしょうがない、予約を入れてともかく二週間はステロイドを抜いて我慢してもらった。状態は確かにひどいが、薬を止めたことで治る方向には行ってるようだった;

それで予約をいれていた金曜に私が休みをもらって朝から連れていったのだが、さすがに評判の専門医だけあって一発で状況を把握。私の方でも義母の持ってた領収書からこれまでの受診経過をメモにまとめたり、薬の説明書やら血液検査の結果表など必要な資料は先に渡しておいたのだが。
で、老人性掻痒症を悪化させて紅皮症を起こしているのだろうという診断。薬を塗るにしても日中一人で適量をとなると難しいから入院させますか?と言ってくれたのでお願いした。するとすぐ某総合病院に連絡つけてくれて紹介状を書いてくれたのでその足ですぐそちらに。これもステロイドの副作用らしく尿が出づらいなども言っていたのでそういうのも総合的に診てもらえる。有難い。

そこで総合病院に紹介状持って行ってすぐまたそこで診断を受けたら、処方された薬の中に稀にかぶれを起こす成分があるのでそのせいだろうという診断。素人目にも塗った部分がどんどん悪化してるのが分かるのに、大量に安易に薬を出し続けた近所の医者がいかにひどいヤブ医者だったかと痛感したし、薬を中止させたのは本当に正解だった。
重篤ではないのだけど入院させてもらえるというので義母も喜んでほっとしたようだった。
ベッドに義母が落ち着いたのが午後2時半で、お昼を食べ損ねていたので院内のカフェテリアでサンドイッチ買ってお茶と渡して、いったん帰宅して入院用の着替えとか取りに帰って夕方再度病室に行ったら義母は夕食が来たところだった。食欲は旺盛だし、原因も分かって1週間くらいで大丈夫でしょうと言われてほっとしたしで全然元気でした。まあ着替えを持って行ったりでしばらくはちと忙しいですが、良かったです。
紅皮症というのも全身で普通なら栄養が失われたりするんだけど、食欲が落ちなかったので栄養面は内蔵で保たれていたらしく、やっぱ内蔵丈夫な人は違うわと感心しました。

それにしても基本的には元々は単に年取って皮脂が失われての乾燥による痒みなのだ。それが今年は暑さでエアコンを入れて寝たりもするからいっそう乾燥したから痒みが増した。そこに処方以上の薬を塗り続けたことで劇症になったのだ。薬を塗らなければここまでひどくならなかった。
近所のヤブには痒い痒いと何度も足を運んでしまったようだが、なぜこの症状を見て分からないなら分からないで専門医に行くよう言わず、それが原因となっている薬を出し続けたのか。へたすれば丈夫な内蔵まで損なうとこだったわ。ヤブ医者恐るべし。
あと、年寄りはやはり医者のいうことは信じてしまうので、毒とも思わず塗り続けた、気を付けてあげなくてはいけなかったなあ。ほんとうにこの夏の1、2ヶ月の間の激化には驚いた。

思い出したけども、痒みは乾燥が原因だったのだから痒みを訴え出した最初の頃に私は保湿のクリームを勧めたんだよね、アトピーの人も使っている自然派化粧品の。でも義母はどうしても病院に行きたがって薬をもらい続けた。薬の方が即効性があるから。
私にはステロイド系の薬は怖いという知識があったし、どんどん強くせざるを得ないというのも聞いてたので、そういうことも言ったことがあった。だけど年寄りというのは素人の言うことより、医者の方を信じる。でも今回ヤブ医者の薬をガンガン塗り続けて引き起こした自分のひどい状態にはさすがに、自分がバカだったと身に沁みたようだ;