本と映像の森28 谷川俊太郎さん著『生きる』角川SSC
数日前に、妻のN子さん(と長女のTさん)の部屋のN子さんの机の上に乗っていたのを、なにげなしに手にとって、ページを開きました。
谷川俊太郎さんは、前から「詩人」として名前は知っていましたが、この瞬間まで、まじめに谷川さんの詩を読んだことがありませんでした。
谷川さんの詩「生きる」は、次のような言葉から始まります。
「生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木もれ陽がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみすること
あなたと手をつなぐこと」
これがだい1連目です。
そして、こんな感じの5連の言葉の塊りがあって、
その最後に、こう結びます。
「人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ」
「生きる」「生きている」ということは、
「あなたと手をつなぐこと」で「あなたの手のぬくみ」を感じることです。
それが「いのちということ」です。
「いのち」は、つながりです。
あなたの、ぼくの両親が、つながって,あなたやぼくが生まれました。
そういう肉体的なつながり、
精神的な,心のつながり、
職場や社会での生産・交換・消費でのつながり、
「生きる」「生きている」「いのち」を、もっと考えていきたいと思います。
数日前に、妻のN子さん(と長女のTさん)の部屋のN子さんの机の上に乗っていたのを、なにげなしに手にとって、ページを開きました。
谷川俊太郎さんは、前から「詩人」として名前は知っていましたが、この瞬間まで、まじめに谷川さんの詩を読んだことがありませんでした。
谷川さんの詩「生きる」は、次のような言葉から始まります。
「生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木もれ陽がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみすること
あなたと手をつなぐこと」
これがだい1連目です。
そして、こんな感じの5連の言葉の塊りがあって、
その最後に、こう結びます。
「人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ」
「生きる」「生きている」ということは、
「あなたと手をつなぐこと」で「あなたの手のぬくみ」を感じることです。
それが「いのちということ」です。
「いのち」は、つながりです。
あなたの、ぼくの両親が、つながって,あなたやぼくが生まれました。
そういう肉体的なつながり、
精神的な,心のつながり、
職場や社会での生産・交換・消費でのつながり、
「生きる」「生きている」「いのち」を、もっと考えていきたいと思います。