雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

本と映像の森 291 ゆうきまさみ『白暮(はくぼ)のクロニクル①』

2014年03月23日 18時32分27秒 | 本と映像の森

本と映像の森 291 ゆうきまさみ『白暮(はくぼ)のクロニクル ー犬は眠れぬ羊と踊るー 第1巻』<ビッグコミックス>、小学館、2014年2月

 うわ!!ゆうきまさみ、だ!次女が買ってきたので、お願いして読ませてもらいました。

 前作『鉄腕バーデイ Evolution』が第20巻までで、終わったので、次の作です。

 なんと、主人公の2人は、「バーデイ」の千明(ちぎら)を女性にして背を高くしたような伏木(ふせぎ)あかりと、バーデイを男性にしたような雪村魁(かい)。

 設定は人類の中に長命蔟「息長(おきなが)」が生きていて、見かけは見分けが付かないが、日本では10万人が厚労省の管理下にある。

 厚労省に入省した伏木あかりは、「夜間衛生管理課」りゃくめい「やえいかん」、実際は「息長」担当課に配属される。

 つまり、あかりは、その息長担当にされ、続発する息長を狙った殺人(いや「殺息長」)事件を、「息長蔟」でまだ88才になったばかりの、みかけは10代の少年である雪村魁と追い始める。

 厚労省も関係在りで、普通人類と違う種族が出てくるのも、前作と似ているし、前回とは男女が逆転していますが、前回は異能の女性と普通の男性だったけど、今回は異能の男性と普通の女性です。

 今回は『バーデイ』より年齢が少しあがったので、ラブも少しは期待できそうです。ちなみに伏木あかりは、平成元年8月8日生まれの、26才ですから、ちょうど今と同じリアルタイム進行になります。

 前作とおなじキャラで、こんどは警視庁の女刑事役の「鳴宮」さんは、前作と同じく、登場してすぐ死んじゃう役でかわいそうでした。

 「羊殺しの年」とは何か?

 あかりの出生の謎もありそうで、期待できそうです。

      ☆

 ちなみに、長命族のことはSFでは、アメリカのハインラインさんが「メトセラの子ら」を書き、小松左京さんも短編で書いていましたね。

 1回目の最後にゆうきまさみさんの言葉、いいですねえ。「歴史、ミステリー、ほんの少しのエログロ嗜好。僕の好きなものを詰めて、エロティシズムにも挑戦したい」だそうです。行けえ!

 


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