雨宮日記 11月30日(土) 「特定秘密法案」衆院通過とアイソン彗星崩壊
26日夜、日本国会衆議院を「秘密保護法案」が通過しました。これで「日本国家」の「秘密」が無事守られて、現在の「日本国家」が永遠に栄えると思った人がいるなら、それは逆だと思います。
この「秘密保護法案」は、法案を作った人たちの「意志」には反対に、1945年から68年経った「戦後日本国家」の「終末」を結果的に促進する法案だと考えます。
どんな国家も「永遠」ではありません。いつか終わりが来ます。徳川幕府国家は二百数十年、保ちました。明治からの「大日本帝国」は78年(かな?)しか持ちませんでした。戦後の「日本国」は1945年から今、68年です。親の「大日本帝国」の寿命まであと10年。
どうみても100年は持たないのでは?
マルクスさん・エンゲルスさんの「弁証法哲学」は、「すべての物・もの・者に終わりがある」ことを告げています。
終わりの形態はいろいろです。アイソン彗星のように「崩壊」「雲散霧消」するか、「起承転結」するか、井尻正二さんの言うように「起承転開」するか?
未来は「決定」されていません。それはみんなで探り、判断し、決定することができると思います。つまり、不確定であり、希望のある未来へ時間腺は伸びていくかもしれないし、途中で崩壊したり、切断しているかもしれません。
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東アジア情勢をみるとき、やはり中国共産党政権の動きを見ないと。中国が、今になって「防空識別圏」を設定して、それが日本と韓国がすでに設定してきた「防空識別圏」と重なっているということです。
つまり、いつでも中国は、日本と韓国と「軍事衝突」あるいは「戦争」をすることが「できる」体制あるいは覚悟に入ったということです。
中国は、国内のウイグルやチベットなどの民族紛争や人権問題、経済問題、格差問題を抱えています。実は、日本も同等な、非正規労働者や格差問題などを抱えています。
こういう国内矛盾を「国際問題」に転化しようとする「右翼的欲求」は日本でも、中国でも共通のものではないでしょうか?
これが中国での「習政権」の成立と、日本の「安倍政権」の成立で、影響し合って、高めあって、「危機」が相乗効果で進行していると思います。
つまり、中国でも、日本でも、どちらがわにも、決定的な「阻止」点は存在しないように思います。
違っていると思う人、ぜひ異論を欲しいです。