雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

遠州の遺跡・寺社・地名 130の2 二つの三浦神社の謎

2014年02月01日 18時15分55秒 | 遠州古代史

遠州の遺跡・寺社・地名 130の2 二つの三浦神社の謎

遠州の遺跡・寺社・地名 130 中区十軒町の三浦神社 2014年02月01日 05時11分23秒 | の続きです。

 つまりこういうことです。

 曳馬三浦神社は、東南向き(東から45度、時計方向に振れる)に建っている。参拝者は北西を見て拝む。当然のことですが、神殿の中の「大物主命」は、東南を向いている。

 十軒三浦神社は、南西向き(南から45度、時計方向に振れる)に建っている。参拝者は北東の方向を見て神さまを拝む。神殿のなかの「大物主命」は、南西の方を向いている。

 十軒三浦神社から、地図上でまっすぐ南西方向に線を引くと、びっくりすることに、曳馬三浦神社の真横につきあたる。

 つまり十軒三浦神社の大物主命さんは、曳馬三浦神社の大物主命さんの真横・横顔を見ていることになります。

  ☆

 神社の一般的傾向からは、太陽信仰の東西方向が最初で、天神信仰の南北方向は後という傾向ですし、十軒三浦神社が最初で、その後、曳馬三浦神社がその神さま視線のなかに自分の横顔を割り込ませるというのも不自然だと思います。

 やはり、曳馬三浦神社が東西信仰の変形としての東南方向に建てられて、その後の南北信仰に変化していく中で、南北ではなく、曳馬三浦神社と「同じように45度時計方向に振らせば」、ちょうど十軒三浦神社の神さまが、元の曳馬三浦神社を向くということを誰かが思いついたのではないでしょうか。

 では、なぜ曳馬三浦神社は「なぜ、南西を向いているか」を、次回、考えます。

 ヒントは大物主神とは、誰か、という問題です。

 


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