新・本と映像の森 160 五十嵐大介『海獣の子供 1』小学館、2007年、<再録>
海と生きものの物語。そのとき子どもたちは、どういう役割を果のか?
空からの使いは?
以下、再録。
「本と映像の森 228 五十嵐大介さん著『海獣の子供 1』小学館、イッキコミックス、2007年(平成19年)8月4日初版第1刷、316ページ、定価本体714円+消費税
「星の。星々の。海は産み親。人は乳房。天は遊び場」
東京まで電車で2~3時間の港町に住む少女、アズミ琉花(るか)。中学生の琉花が、父の勤務する「江ノ倉水族館」と海岸を舞台に、不思議な少年たち、海と空に出会い体験する物語です。
各地の水族館で発光して消えていく魚たちが続出します。
琉花は、海くんや空くんと海でサカナや動物たちと不思議な体験をします。
夜の海岸で、琉花と海くんの目の前に明るい隕石が海に落ちていきます。
素敵な、海洋の生きものたちと人間たちの物語が始まります。
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もちろん、琉花さんの名字が「アズミ」なのは、物語からすれば必要な伏線ですね。日本古代史が好きな皆さんにはピンとくると思います。