過去現在未来のメモリーノート 20 客観・主観・客体・主体のカテゴリーについて
「客観・主観・客体・主体」という4つの哲学的カテゴリーはよく出てくるが、あまり理解されていないと思う。
「客観vs主観」は精神としての主観と対比して現実を「客観」と認識している。
それに対して現実を変える「主体」として小さい範囲の二重カテゴリーとして人間をとらえた時「主体」という。
つまり客観>客体>主体>主観とカテゴリーの範囲は狭まっていく。
つまり「客観≠客体」であり、「客観=客体」ではない。
同様に「主体≠主観」であり、「主体=主観」ではない。
「客観vs主体」などという概念規定はどうなのかと思ってしまう。
つまり自分という客観的存在を含んだ「客観」という概念と、自分という客観的存在を含んだ「主体」という概念を単純に比較することは誤りを導き出しかねないと思う。
「客体」という概念は、ボクはまだよくわからない。もっと考えてみる。