雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

雨宮日記 4月20日(水) 詩的メッセージの第2回「うたよ よみがえれ」を書いてみた

2022年04月20日 16時49分20秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 4月20日(水) 詩的メッセージの第2回「うたよ よみがえれ」を書いてみた

うたよ よみがえれ  ー 詩的メッセージ Ⅱ ー
雨宮智彦 20220424


プーチン・ロシアのウクライナ侵略戦争が始まって二ヶ月
まだ破壊と流血は続いている


ぼくは若いころ合唱団で歌った「ロシア」を いつものように口ずさむ


 あさやけ あざやかに
 とおく ひともえて
 めざめのしらかば やさしくささやく


 もすくわを とおくあとに
 ひろき のにたてば
 ゆたかに ほなみゆれ
 ほしは またたく


 ろしあ ろしあ
 わたしのふるさと


でもいまニュースでロシアという言葉のあとに続くのは
やさしい子どもの言葉や懐かしい森の映像ではなく


戦争 侵略 破壊 虐殺 略奪 強姦


ロシアのうたはどこへ行ってしまったの
ロシアのぶんがくはどこへ行ってしまったの


ぼくは若いころからロシア文学が好きだった


トルストイの「戦争と平和」を読んでみた
チェーホフのかもめを観て考えた
ドストエフスキーの登場人物と対話した
ゴーリキーの海つばめに尋ねた
プーシキンの詩を口ずさんだ


マヤコフスキーには自殺して会えなかった


ぼくは若いころからロシア音楽が好きだった


チャイコフスキーの第5交響曲が鳴っていた
プロコフィエフのピアノコンチェルトに聞き惚れた
ハチャトリアンのガイーヌのアダージョで眠った
ラフマニノフに耽溺した
ショスタコービッチの森の歌をぼくは歌った
「いくさはおわりつげ よろこびのはるきぬ」と


ムソルグスキーの展覧会の絵 あのキエフの大門は崩れおちた


ぼくの大好きなロシア文学はどこへ行ってしまったの


ぼくの大好きなロシア音楽はどこへ行ってしまったの


でも今日も幼い芽が大地から伸びている
真冬の大地に


ことばよ よみがえれ
うたよ よみがえれ
よみがえって 破壊や暴力と対決せよ
よみがえって プーチンと対峙せよ


SNSで誰かがつぶやいている
街頭で誰かが歌っている


ことばよ よみがえれ
うたよ よみがえれ


ふるさとよ よみがえれ
平和よ よみがえれ