雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

雨宮日記 9月26日(木) まだ昼間は暑いですが、明日から福島調査旅行

2013年09月26日 19時24分05秒 | 雨宮日誌

雨宮日記 9月26日(木) まだ昼間は暑いですが、明日から福島調査旅行

 この数日、来週の学習会の講師準備と、今週の「福島調査」の準備で忙しかったです。

 秋の稔りを写真に撮りました。

 今日は、則子さんが新しい介護の仕事を決めてきました。来月からのようです。ぼくは娘が歯医者へ行くのに運転手でした。

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 中電が浜岡原発4号機(だけ)の再稼働新制を、本年度中に申請すると発表しました。ところが、4号機の工事完了は、なんと2015年9月末、つまり2年後です。

 どうなってるんですかね?まだ完成してもいない工事の「再稼働申請」とは!

 明日早朝から29日深夜まで福島へ車2台、8人で「浜岡原発永久停止裁判静岡県西部の会」の福島現地調査で出掛けますので、3日間、「雨宮ブログ」はお休みです。

 書けたら29日深夜か30日に「雨宮日記 福島リアル報告」、「遠州の遺跡・神社・地名」の続きを書きます。

 


遠州古代史 遺跡・寺社・地名 112 北区細江町中川の陣座ヶ谷古墳

2013年09月26日 18時53分22秒 | 遠州古代史

遠州古代史 遺跡・寺社・地名 112 北区細江町中川の陣座ヶ谷古墳

 浜松の中心街から北西へ、追分を通る261号線(姫街道・本坂道)を北西へ、大谷・湖東を越えた辺り、ちょうど前方に山があってその山を右へ道が迂回していく、その山の頂上が陣座ヶ谷(じんざがや)古墳です。

 姫街道から山裾を車で上っていく道はあるのですが、軽自動車でやっと登れるような右は崖で、どこかへ車を置いて歩いて登るのが賢明かと思います。

 ぼくたちは近くのスーパーへ車を止めて、もちろん買い物をしてから、道を10分くらい歩いて南東へ、山道を登りました。

 実際に登ってみると、これは普通車ではとてもムリ、自分のスズキ・アルトでもギリギリ、車で来なくて良かったとゾッとしました。

 裏から車で回る道もあるようなので、次回、行けたら報告します。

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 登り切ると、古びた標識も立っていて、その標識のすぐ後ろが円墳、その後ろに前方後方墳の陣座ヶ谷古墳があります。

 全長55m、後円部直径42m、前方部幅20mで、埴輪が巡らされていました。5世紀後葉の古墳ですが、この都田地域の北、「井の国」で北岡大塚古墳 → 馬場平古墳 → 谷津古墳 と3代古墳が築造されたあと、この都田地域に古墳築造が移ります。

 これをどう見るか、また書きたいと思いますが、「井の国」の最初の古墳・北岡大塚古墳も、この陣座ヶ谷古墳も、前方部から後円部を見ると真東向き、つまり「太陽の出る方向」を向いていることは、注目すべきことだと思います。

 陣座ヶ谷古墳から北側は都田川の平野が一望できて、まさにこの古墳に葬られた主が「都田平野の主」であることを実感できます。

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 いま後円部の突端、東はじっこに木が生い茂ってしまい、古墳の「景観」をだいなしにしているのは興ざめです。

 本来、古墳に生えているはずのない木は、まあ「木の毒」ですが、移植するかして「本来の景観」を取り戻していただきたいと思います。

 写真は西の前方部のはしっこから東の後円部を見ています。後円部の向こうに見える緑が問題の「邪魔な木」です。