馬糞風リターンズ

世ノ中ハ何ノヘチマトオモヘドモタダブラリト下ツテモオラレズ

「青春」て何だ!

2011年09月13日 | 雑学
「青春て何だ」などと云うと千葉県知事森田健作のテレビドラマみたいですが今回はそれではありません。

 今月の25日(日)に今高の同級生と京都北野天満宮で開かれる骨董市に行くので、京都市内の観光地図を広げています。
京都は王城の地・千年の都です。この山背の地を王城の地と定め平安京を造営した桓武天皇は「山河が襟帯して自然に城をなす形勝から山城国。これが切欠となり「城」という字を「しろ」と読む様になったそうです。
 そんな事を思いながら平安京を選定した陰陽五行説を思い出しました。
また、今高15期3年4組HPで「My 青春グラフティー」の原稿募集が行われています。これは当ブログがヒントになったそうですから有らぬ責任を感じています。どうかクラスメートの半数とまでは行かなくても10人前後の応募を期待している所です。
 その「青春」なる言葉も「陰陽五行説」にかかわりがあるそうなので、多くの級友の応募のヒントになればとこの項を書きました。

 中国の古い考え方で陰陽五行説とか言うものがあるそうです。
なかなか奥が深く宇宙森羅万象を解き明かしているそうです。陰陽五行やインドの曼荼羅などにハマると人生棒に振るようなこともあるようです。兎に角、難解な哲学で僕は詳しい事は分かりません。

 この陰陽五行説で「東西南北」に神獣がいるそうです。東に龍、西には虎、南は鳳凰、北には亀。また季節にも擬えています。
春、秋、夏、冬。色に擬えると「青、白、朱、黒」と・・・・。

方位:東  西  南  北
色 :青  白  朱  玄 
季節:春  秋  夏  冬
四神:青龍 白虎 朱雀 玄武
地勢:流水 大道 湖沼 丘陵

 他にも時間なども関係するそうですがよく分かりません。

東には龍が住み、季節は春で色が青、と云うことから「青龍」「青春」などの言葉があるそうです。
対角にある西には虎が住み、季節は秋、色は白かた「白虎」「白秋」と言う表現があるそうです。

 大相撲の土俵には、吊屋根があり本来あった柱に代わって房が下げられています。房の色は天空の四方位をそれぞれ司る四神に由来しており、青い房(青房)は東方を守護する青龍、白い房(白房)は西方を守護する白虎、赤い房(赤房)は南方を守護する朱雀、紫または黒の房(黒房)は北方を守護する玄武を表しているそうで、大相撲が格闘技よりも儀式の側面が強調される1例です。

「四神相応」と云う言葉があります。「四神相応」の地とは「山川道澤」の備わった地を指します。
「山川道澤」とは具体的には、北(玄武)に山脈や丘陵があり、東(青龍)に河川が流れ、西(白虎)に大きな道路を通じて、南(朱雀)に平坦な地が広がってるという土地だそうです。

 平安京はこの「四神相応の地」とされ遷都が決まったそうです。
御所の真北には丘陵(船岡山)、東に流水(鴨川)、西に大道(山陽山陰道)、南に沢畔(昔の小椋池)。さらに、東北方向に比叡山延暦寺を配して表鬼門を封じ造営されたそうです。
即ち、「東ー青龍ー鴨川(川)」「西ー白虎ー西海道(道)」「南ー朱雀ー巨椋池(澤)」「北ー玄武ー船岡山(山)」となります。

 この様に古い古い中国の哲学が現在も我々の生活の中に息衝いています。
「青春」や「白秋」「玄武」「朱雀」なども生活の端々に登場する日常用語です。