里の部屋

日々思ったことを綴っていこうと思います。

若いって素晴らしい!

2008年12月28日 | 日々のつぶやき
今日、ウイスコンシン州立大学へ留学している、かつて、我家にお琴のお稽古に来ていた娘さんが、尋ねて来てくれました。

昨日の夕方、実家の鹿児島へはまだ帰らずに、アメリカから直接関空へ来て、仕事で大阪に居るお父さんが迎えに来てくれて、京都にいるお兄ちゃんと3人で、京都駅のレストランで食事をして、お酒も飲んだそうです。

大きな荷物二つは、関空から宅急便で鹿児島に送り、パソコンと少しの荷物は京都まで持って来て、夕べ泊まったお兄ちゃんの下宿に置いて、我家へ来ました。

11時ごろに我家に到着、お茶や食事を挟みながら、3時半まで練習しました。

1ヶ月くらい前に、アメリカからメールで予約してきた時には、3年間全く弾いていないので、弾いてみようと思う楽譜を持って行きますので、一緒に弾いて下さいと言う事でした。

でも、実家によらずに直接関西に来ましたので、楽譜もお琴を弾く爪も持って来ていませんでしたので、私の楽譜と爪を使ってもらい、私は弾かずに、横で、楽譜と彼女の手を見ることにしました。

以前に発表会で、この子が独奏した曲3曲と、他に3曲候補に選び、1曲づつ弾いてみました。

最初用意した楽譜を見て、「うわ~っ、こんな細かいの、前やったんかなぁ」と言い、私も「こんな難しそうなのを教えたかなぁ」と言って笑いあいました。

でも実際に弾いて見ると、3年間全く弾いていなかったにもかかわらず、すらすらと弾けるではありませんか。

本人も、「楽譜を見たとき、うわ~っ、こんなの弾けるかなぁと思ったけど、弾いて見たら手が覚えていたわ」と言って喜んでいました。

私もビックリしました。

さすがに若い! 3連音符も6連音符も何の抵抗もなく、滑らかに、綺麗に弾くし、曲の感じもよくつかんで、自然に強弱もついているし、それに特にトレモロが素晴らしかった。

今会館で私たちがやってるお琴教室では、50代後半の者から70代に突入している人たちの集団ですので、こんなに滑らかに、曲の抑揚も自然について、トレモロもマンドリンを弾いているように綺麗に弾くことは出来ません。

私たちのトレモロは何時聞いてもガサガサしていて、気になっています。

私は、今日この子から、いっぱい教えられ、感動を与えて貰いました。

若いって本当に素晴らしいと思いました。

今日は、我家のあと、高校のときの友達のところへ行き、明日鹿児島へ帰り、今日復習した曲を家で練習して、来月の18日にもう一度、我家に来て、出来上がりをチェックしてとの事、そして又翌日の19日に関空からアメリカに帰るそうです。

本当に力強さ、滑らかさ、曲の表現などなど、私の方がいっぱい教えられた感じでした。

4月に行われる留学生のイベント大会でお琴を弾く彼女の演奏は間違いなく、成功すると思います。