四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

国なまり

2007-11-06 07:52:32 | 俳句
 ♪スクラムの訛りの雄叫び秋高し   駿

早稲田が攻め込まれて防戦、「よかよか」との九州の国なまり、おたけびが聞こえてきました。かごしま人の小生には思わずニンマリいたしました。
キバレ九州のラガー。
 私は今だに、例えば「橋」と「箸」「端」のアクセントの違いが判りませんので句会で披講(ひこう)をつとめる際に困ります。披講とは、投句された作品を読み上げる役目です。
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幼なじみ(福岡の旅終る)

2007-11-05 06:20:26 | 生かされて今日
 博多の中心、天神は商人の街らしくにぎやかです。東京のような猥雑なトゲのある雑踏でなく、抑制の利いた上品なにぎやかさです。
町歩きの身なり服装も整っていて、おだやかな良家の風情です。九州の大都市は良識のある暮らしぶりと感じました。
 鹿児島の中学同窓の夫婦と待ち合わせて、芋焼酎と新鮮な魚料理を堪能させて貰いました。入手が難しいさつま焼酎に詩集までもおみやげに渡されて恐縮しました。
 「よき友三つあり。一つには物くるる友、二つには医師(くすし)、三つには智慧ある友」と卜部兼好が「徒然草」の117段に書残しました。あたりー。
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九州国立博物館(福岡の旅その6)

2007-11-03 06:00:50 | 生かされて今日
 太宰府天満宮から動く歩道で山を越すと真新しい4番目の国立博物館に到着。山の中にガラスの曲線が違和感無く現れ、一本の木が紅葉しています。
特別展として親鸞上人の「本願寺展」を開催しており、門徒らしいご年配たちが団体でお参りされていました。小学生や修学旅行組も多いです。
 親鸞上人がお経にビッシリ書き込みをされている筆あと、奥さんの恵信尼の筆、蓮如上人の歎異抄の写本と布教に大力を発揮したお文、太閤秀吉の「ひでよし」とサインした書状などさすがに貴重な展示を楽しみました。
入口の床の地図は、大陸からの侵攻を恐れて太宰府の戦略的な位置が分りアイデアです。
 惜しむらくは展示物の下に置いてある説明のカードが小さくて人ごみで見にくい。新設館なのですから展示硝子の上部に写し出すとかの新しい工夫が欲しいですね。
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太宰府 福岡の旅(その5)

2007-11-01 16:59:58 | 生かされて今日
「東風(こち)吹かば匂ひおこせよ梅の花
          あるじなしとて春な忘れそ」  菅原道真(すがわらのみちざね)

陰謀により九州太宰府へ左遷された道真公の和歌。「京都の屋敷の梅の木よ、主人が居ないからと云って花咲く春を忘れないでおくれ」
 その庭の梅ノ木は公を慕い、空を飛んで天満宮の「飛梅」となったそうです。タチバナの実もギッシリ稔って秋高しです。
学問の神さまですから、受験生のメッカとなって女子学生がたむろし合掌してます。捧げられた絵馬もギッシリ掛かります。中には大型の絵馬もあり、受験大学名が九つも記入されています。親御さんにとっては負担がたまりませんね。
我が息子も遅ればせながらお礼に拍手を打ちました。「太」宰府は地名で、「大」宰府は昔の役所名ですって。
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