四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

本気になる

2016-11-30 05:16:53 | 元気を頂く言葉(庭野日敬師

 『最近は、ちょっと仕事がつらいというだけで、すぐに勤め先をやめて楽な仕事に移るといった傾向が、とりわけ若い人たちにあるようです。

私が奉公をしていた当時と現在を比較するのは無理があるかもしれませんが、私は仕事がつらいと思ったことは一度もありませんでした。主人に使われているというよりも、自分が店を切り回している気持ちで、主人に「こうすれば、もっと商売がうまくいくんじゃないでしょうか」というように進言し、率先して働きました。主人が「今日は、もうこれぐらいにしておこう」と言っても、「いや、もうちょっとですから片づけておきます」と言って仕上げてしまうのです。お客さんが私を店の主人と勘違いするほどでした。

そうした体験から、私は「なりきってしまうこと」が大切だと思うのです。主人や上司から言われて働くという考えだと、どうしても腰が引けてしまいます。なりきってしまうと、グッと腰が入ります。腰が入ると仕事が楽しくなるのです。上司に言われなければ動かないというのではなく、上司の先をいく。それが「随処(ずいしょ)に主となる」ことなのです。』

 

庭野日敬著『開祖随感』より

 


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