四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

旧東海道の吟行

2013-10-15 16:34:48 | 生かされて今日

 雲ひとつ無い秋びよりの14日は体育の日、祝日です。あかざ俳句会では旧東海道藤沢宿の遊行寺と哀しい飯盛女の墓がある永勝寺を歩く吟行会を開催しました。飯村寿美子主宰をはじめ杖の人も入れて30人が参加しました。遊行寺は踊り念仏の祖・一遍上人の時宗総本山です。上人は愛媛の有力部族河野水軍のご出身で、鎌倉新仏教の高僧です。捨聖(すてひじり)と尊称申し上げます。

雄大な600畳の本堂の金色の阿弥陀仏さまに端座して平伏合掌しました。案内して小栗判官と照手姫のお墓にも参りました。少し汗ばむほどの陽気になりました昼過ぎ、大銀杏のもとで軽食をいただき、健脚組を永勝寺へ案内しました。哀れな飯盛女40数基のお墓が有ります。親の借金のために遊女として売られてきた乙女たちの墓です。

私は持参したお線香を手向けました。藤沢駅近くビルの6階で句会です。高点句は次の通りでした。


☆返り花みほとけ小さきほど親し  照子

☆身に入むや上人像の背の曲り   冨美子

☆遊行聖に水の一献秋暑し     治子

☆語り継ぐ遊女哀史や露の墓    満美

☆秋の天倶会一処皆笑顔かな    幸子




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