四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

とり越し苦労(杞憂)

2016-11-05 06:48:02 | 元気を頂く言葉(庭野日敬師

 『先を見越して準備を怠らないのは大事なことですが、その度が過ぎると、不安ばかりがつのってしまいます。

私は、人から楽天家だとよく言われるのですが、楽天家になる秘訣は、自分にできる精いっぱいの努力をしたら、あとは仏さまにおまかせしてしまう。仏さまは必ず最良の答えをくださる、と信じてしまうことだと思うのです。

自分の努力、人さまの助け、そして神仏の加護がなくては事は成らない」と山田恵諦(天台座主)猊下は、いつも教えてくださっていました。あれこれと心配しすぎるのは、全部自分でやらないと気が済まない、自分の力ですべては成るもの、と思い込んでいるからではないでしょうか。

みなさんも、過ぎてしまったことを振り返ってみると分かると思うのですが、あれこれ心配したことの九割方は、取り越し苦労だったはずです。

野球のピッチャーでもそうですが、全部のバッターを三振に打ち取ろうと力まずに、打たせて味方に守ってもらう、という生き方を覚えてしまうと、肩の力が抜けて、自分の持てる力を、ありったけ出しきれるようになってくるのです。』

 

庭野日敬著『開祖随感』より

 


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