四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

春が来た

2023-02-06 08:14:10 | 生かされて今日

 疫病と戦争の「濁悪末法の世」にも、ありがたき春が来ました。正月から立春までの我が俳句を書き出してみました。この数十倍の駄作を句帖に眠らせております。

 

ふたりして大口に呑む初日かな

「火の番」の孫の吉書をかざりけり

初読経孫のプラモの汽車の音

ジョーカー引く孫の大泣き松の内

ハチ公前の渦にのまるるお正月

後書きから入るこだはり読始

地図帖にさがすドンバス松の内

酒焼けの傘寿の頬よ鮟鱇鍋

つぐなひのやう恋女房の蒲団干す

島育ちの妻の相伴酢のなまこ

かじかむや終末時計にあとがない

ピンヒール追い抜いてゆく春となり

調子とるカーペンターズ春来る

 

 

 

 


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