四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

三渓園の観梅俳句大会

2015-02-24 09:53:53 | 生かされて今日

 小雨の三渓園で梅の花のさかりを愛でて句をひねる俳句大会が130人のご出席を得て開催されました。足元の悪い天候にかかわらず、杖を引いたおばあ様方も来園されます。

俳句愛好の人が増えるといじめや殺人、テロや戦乱など干からびた人間不信の世の中を清める地の塩となるのです。ぜひ皆様方も俳句入門をされますよう強くお勧めします。参加者は午前中に園内を散策し、一句を出しあい横浜俳話会役員の選者に選んで頂きました。

以下の10句が高得点を得て表彰されました。おめでとうございました。

 

横浜市長賞      雨が研ぎ風が研ぎたる梅ま白     谷口ふみ子

三渓園理事長賞   ふるまいは男手茶屋のあたたかし  名和美知子

横浜俳話会会長賞  咲くものに果てゆくものに春の雨   相 道生

三渓園園長賞    臥龍梅まだ肩の荷を下ろせない    梅津大八

朝日新聞社賞    老梅や生きねばならぬ服を着て    和田草治

神奈川新聞社賞   いつしかに一人ひとりの梅見かな  吉田善一

産経新聞社賞    約束の出来る仕合せ臥竜梅      根本朋子

毎日新聞社賞    白梅の咲いて厠の混み合へる     山本一歩

読売新聞社賞    梅東風や茶屋の古釜火の舐めて   松本三千夫

文学の森賞     雨を来し靴の余寒が並びをり      梶原美邦

 

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